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2017年11月

2017年11月30日 (木)

2017年10月の香港(その2)

<第3日2017年10月9日>
この日はまずホテルからほど近い佐敦道の風彩餐廳で朝ごはん。
そして近所で買い物。腐乳など調味料の老舗廖孖記でにんにく辣椒醬を買いたかったのですが、品切れでした。今年の仕込み分がまだ出来ていないのでしょうか。ホテルに帰ってシャワーを浴びてから出掛けます。
油麻地の駅から電車で移動し、11時にぽーらむ寶琳の駅で友人の一人と待ち合わせ。
16番のミニバスでのどかな漁村ぽたいおっ布袋澳へ向かいました。Pa090085_2 海鮮島漁港という名前のイカ刺しがウリのレストランで贅沢に海鮮料理のお昼ごはんとビールのあと、村を散策してここにあるという香港最古の天后廟を探しました。村の中にいくつか廟はありましたが、ネットの検索で出てくる天后廟は見当たらず。人に聞くとバス停のほうだと言われましたがバス停近くを探しても見つかりません。ネットで場所の説明をいろいろ読んでいたら一つ手前のゴルフ場前のバス停の近くだとわかりました。10分以上かかりそうでしたが、バスもすぐには来ないので歩いて向かいましたがビールが少し回って上り坂は大変でした。バス停からゴルフ場入り口に向かい,ゲートの横の細い道を海岸のほうに下ると立派な天后廟にたどり着きました。Pa090099
来た時と同じ16番の緑ミニバスに乗ったら、同じ運転手の車でした。
寶琳の駅から電車。途中で友だちと別れて、くんとん観塘の駅へ。
ここで流浮山汝記のオイスターソースを売っているというALL-U-GETというお店を訪ねました。Facebookで見つけたお店でショッピングモールapmの裏の工業ビルの中の一室でやっているのですが、部屋を訪ねると別の会社。引っ越しちゃったのかとお店全体のページを見ると別の部屋番号。同じビルの中で引っ越していたのでした。お店ALL-U-GETのオーナーはヘイゼルさんという老婦人。facebookだけで宣伝してこじんまり商売しているようでした。オイスターソースを購入しました。
觀塘から赤ミニバスでホテルの近くに戻り、なじみの精美唱片で《十年》《29+1》の映画DVDとat17のふたりのソロアルバムCDを購入。
ホテルに荷物を置いたあと、今度は古い角丸の建物を撮影に出掛けました。香港に残る唐樓と呼ばれる様式でしかも角が丸くなっている建物の中に二つ、まだ保存対象の歴史的建造物や古跡の認定を受けていないものがあるというのです。
移動のため油麻地駅に向かう途中、映画演劇やアート関係の本や雑誌の多い本屋さんKUBRICKに寄って、香港在住の日本人ジャーナリストかつ香港情報を発信しているブロガー甲斐美也子さんが取材された記事の載った台湾の日本情報誌「秋刀魚」を購入。そして電車で油麻地駅からちょんさーわん長沙灣駅へ。
ここでは一軒目の角丸唐樓を撮影し、おやつに順興隆荳品廠で温かい豆腐花。そしてもう一軒を目指してさむそいぽ深水埗まで歩きました。夜も更けてきたので手早く撮影を済ませて46番のバスでホテルに戻りました。
晩ごはんはホテル近くのチェーン店太興へ。ここは豚やアヒルのローストがメインですが、それ以外も美味しいと聞いたのでちょっと珍しい陳皮米鴨泡飯。陳皮とアヒルを煮込んでお米を入れお粥風にしたものです。美味しかったです。Img_20171009_201815
そして帰国便のチェックインを済ませて休みました。
<第4日2017年10月10日>
この日は朝から2Eバスでたいこっちょい大角咀へ、
大角咀によく泊まっていたころ何度か朝食で使った金家樂餐廳を久々に訪れました。朝食メニューは昔とほとんど変わっておらず,ほかでは見ない銀針粉という紡錘形のライスヌードルの朝食セットも健在でした。朝食のあと、歩いてたいじー太子の駅、そこから尖沙咀駅へ移動して映画を見に行きました。
この旅で1本目の映画はショッピング モールThe ONEのブロードウェイ百老匯系列のシネコンで《追龍》。ドニー甄子丹とアンディ劉徳華の二大スター共演で、九龍城砦を舞台に警官とヤクザの友情を描きます。バリー・ウォン王晶導演らしいCG大作でした。
映画のあとは電車で尖沙咀駅から天后駅へ移動し、棋哥燒鵝餐室でお昼ご飯。
ここは香港の雑誌新假期のローストグースのもものランキングで一位のお店。燒鵝脾飯を頂きました。
お昼ご飯のあとはとんろわん銅鑼灣まで歩いてスペイン発のフローズンヨーグルトの店Laolaoておやつ。この時期のスペシャルのマンゴー味とプレーンの半々に果物をあしらったラオマンゴーミックストのラージをたっぷり頂きました。ここ、一時大阪梅田にも出てたんですが、今は日本には無いようです。
一回目のおやつのあとは116番のトンネルバスでとかわん土瓜灣へ移動して2回目のおやつ。香港の食べログことOpenRiceにも載っていないという隠れた名店貴記荳品Pa100113 でまたまた熱豆花。そして2Eバスで大角咀へ移動し映画へ。けっこう渋滞して遅れそうでしたがなんとかセーフ。
2本目の映画はショッピングモールオリンピアンシティ2奥海城二期のシネコンthe skyで《我們的6E班》。長年スタッフをやってきた冼國林の初監督作です。問題を抱えた様々な出身国の生徒が集まる国際学校の熱血青春もの。プロットはありがちのエピソードが多い気がしましたが、香港らしいといえばらしい話でした。
映画のあとはちょっと歩いてここも懐かしい英記油渣麵で晩ごはん。ラードを絞ったカスの入った油渣麵は香港でも店が少なくなってます。さらにてくてくうぉんこ旺角まで歩いてまた映画。
3本目の映画はショッピングモールランガムプレイス朗豪坊のシネコンCinema Cityで《紅色少女孩2》。台湾映画です。あまり怖くないホラーにドラマを絡めてるのは同じ監督の前作《紅色少女孩》と同じですが、ドラマの部分は前作に及ばないと感じました。
203Eのバスでホテル近くに戻り、許留山でマンゴーと白玉の多芒小丸子を持ち帰りでホテルで食べて休みました。
 
<第5日2017年10月11日>
この日はお友だちからお呼びがかかり、朝から油麻地駅で電車に乗り太子駅へ。富臨漁港で早茶しました。早茶のディスカウントメニューからほとんど選びましたが大好きな鳳爪が通常メニューにしかありませんでした。それでも食べたかったので頼んだらなかなか出てこない。お友だちが仕事に遅れるのではないかとはらはらしましたがぎりぎりに出てきました。
60Xバスでホテルに戻り、いま一つのホテルの朝食で不足気味の野菜だけ少し食べてチェックアウトして荷物預けて出かけます。てくてく尖沙咀まで歩いて最後の映画。
4本目の映画はThe Oneのシネコン百老匯で《閃光少女》。中国映画です。音楽学校の西洋クラシック科と中国伝統音楽科の対決のお話ですが、中国音楽側にアニメおたく女子たちが入ってるのがちょっと愉快でした。
ここからオースティン柯士甸駅まで歩いて電車でゆんろん元朗の駅へ。
ボリューム感で有名な成記で豬扒蛋飯頼のお昼ごはんのあとは元朗舊墟という元朗駅裏の古い町へ。建物の写真を撮りました。人の住んでいる建物はちゃんとメンテナンスされていて古風ですが現代的に住めるように維持されているのですが、廃墟になっている建物もあります。古い廟や香港最古の質屋や宿屋の建物もありました。Pa110124
元朗舊墟のあとはもう一度元朗の市街地を抜けてレトロ調の萬芳冰室で凍檸茶。そして過橋麵檔で霸王雞と油麺の定食を食べました。元朗には美味しいものがたくさんあるのでもっといていろいろ食べても良かったのですが、夕方の海が見たくなったのでここからちゅんわん荃灣まで赤ミニバスに乗りました。
海がよく見える路線だと思っていたのですが、建物が増えたこともあり荃灣近くで少しだけしか海は見えませんでした。しかも客が多くて山側の席でした。おばちゃんの運転手さんは乗客と楽しそうにおしゃべりしながら運転してました。愉快な感じでしたが事故らないかとちょっとだけ気になりつつ荃灣で下車。
まだ空港へ向かうには時間が早く、お腹もあまりすいていなかったので、ちょっと腹ごなしにスマートフォンゲームのingressを2時間ほどプレイ。そのあと日本人のかたがやっているという和食快餐でビーフカレー咖哩牛肉飯を頂きました。牛丼にカレー掛けた感じでした。
荃灣駅から佐敦駅へ戻り、荷物をピックアップして、まだ時間は早いのでA22を見送って安いE23のバスで空港へ。28番ゲートからキャセイの夜行便で帰国しました。到着時成田の霧が凄いのでA滑走路の自動操縦に切り替えて着陸。だいぶ遅れました。

2017年10月の香港(その1)

10月に香港に行ってハイキング、コンサートといつもの映画三昧で楽しんできた旅行記です。2つに分けます。
例によってスナップ集はflickrです。https://www.flickr.com/photos/47382424@N08/albums/72157686819852772に吊るしてあります。
<第1日2017年10月7日>
今回もキャセイドラゴンの夜行便で羽田146番ゲートから出発。冬ダイヤからこの便は廃止になってしまいました。機内食は唐揚げ丼でした。
香港国際空港は今回も沖泊め。バスでターミナルへ。荷物がすぐに出てきて着陸から30分かからず到着ロビーへ。
ラウンジでシャワーを浴びようと思いましたが、国慶節中秋節の休暇シーズンで香港で乗り継ぐ客が多いみたいでラウンジは席も見つけづらいくらいの大混雑。電源のある席には座れず当然シャワーも2時間待ち。男子トイレも混んでます。軽く一回目の朝ごはん食べたら男子トイレが空いたので着替えてシャワーは諦めて出ます。のんびり空港内施設を回るE23 バスでじょーだん佐敦へ向かい、定宿のエバーグリーンホテル萬年青酒店へ。荷物を預けて2回目の朝ごはん。電車でやうまてい油麻地の駅からしぇきっめい石硤尾の駅へ。中央飯店で早茶です。ここはローカル色の強い飲茶のお店でいい雰囲気ですが、入り口がちょっとわかりにくいです。
點心をつまんだ後は歩いて始創中心へ。ショッピングモールの中で行われている經典冰室舊物珍藏展と銘打った、香港独特の冰室というスタイルのレストランの看板や食器などアンティークの展示を見ました。 Img_20171007_100609
展示を見たあとは2番のバスでちむさーちょい尖沙咀へ。トム・リー・ミュージック通利琴行という楽器店チェーンの店内にあるチケットカウンターで日本から予約した翌日の台湾のアーティスト、アメイこと張惠妹のコンサートと12月の香港のアーティスト、女子二人組のat17再結成コンサートのチケットを受け取りました。
チケット受け取りのあとはチョンキンマンション重慶大廈で両替。この日は久々に階上のPacificが691でレート最良でした。ちなみに最近いいレートをいつも出している地面階のREALが6905、あとは入り口のぼったくり店以外は690か689でした。
電車で尖沙咀駅から海底を抜けてセントラル中環の駅へ。混まないうちにお昼ご飯にします。 がちょうで有名な一樂燒鵝でがちょうのローストを載せた燒鵝飯。燒鵝には梅の味のソースをつけるのが定番なので卓上のソースをつけたら辣油で大失敗。この店では梅ソースは頼まないと出てこないようでした。ちょっとだけしか付けなかったので何とかまあまあの味で食べられましたが。
食事のあとは警察宿舎を改装したアートスペースPMQで開催されていたアートの展覧会へ。香港の街のイラストでお馴染み小野寺光子さんが伝統衣装の愛好者の会とコラボして書いた絵の展示を見させて頂きました。伝統的なものだけでなく伝統衣装の絵と気が付かないような現代的な着こなしのものもあって興味深かったです。作品をプリントした眼鏡拭きを購入。
電車で中環駅から佐敦駅まで戻り、少し買い物したり、マンゴードリンクを飲んだりしてからホテルにチェックイン。今回残念ながらバスタブのない部屋になりました。ここのホテルでは珍しい。
夕食は電車で油麻地の駅からてぃんはう天后の駅へ移動し日本から来た組香港在住組とりまぜた古い友人と待ち合わせ。 待ち合わせ時刻と開宴時刻を勘違いして覚えていてかなり遅刻して迷惑かけてしまいました。
まだ中秋節の飾りの残るビクトリアパーク維園を抜け、雲南料理の彩雲南で会食,美味しかったです。
112番のトンネルバスで戻り、ホテル近くの佳佳甜品で黒胡麻と杏仁のお汁粉芝麻糊併杏仁露。持ち帰りにしてホテルで食べ、この日は休みました。
<第2日2017年10月8日>
この日は昨夜の主要メンバーと午前中はハイキング。ホテルのビュフェで野菜だけ補給して電車で油麻地の駅から集合場所のさうけいわん筲箕灣の駅へ向かいました。
集合してまずは朝ごはん。有名な安利へ。向かい合わせで新しい内装の綺麗な店とちょっとがたつくテーブルや椅子の店があり,混んで行列が出来ている新しい店は避けて向かいの店へ。このときは同じ店の店舗だと思っていたのですが、実は家族の内紛で喧嘩別れした店だったそうです。
朝ごはんのあとは、赤ミニバスでハイキングの出発点の土地灣へ。ここからドラゴンズ・バックを歩きました。軽いハイキングのつもりでしたが、結構な傾斜もあり、天気も良かったのでそこそこ汗もかきました。尾根からの眺めも楽しめました。上のほうではラジコンの飛行機で遊んでいる人もいました。Pa080047
ゴールは大浪灣。すぐにビール。気分爽快で海岸に出るのを忘れてしまいました。
赤ミニバスで筲箕灣に戻り、お昼ごはん。
どこも混んでいる中で空いていてかつビールがある上海小館というお店に入りました。空いているわりには味はまあまあで、値段も安かったです。
お昼ご飯のあと、日本から来た一人がお茶を買いたいし路面電車のトラムにも乗りたいということでトラムに乗ってわんちゃい灣仔のバロウズストリート巴路士街駅まで行き、英記茶莊へ。買い物に付き合ったあと別れてわたしは一人で金鳳茶餐廳でおやつに蛋撻とミルクティー。 そして本屋に寄って好きなエリアの深水埗の写真の本を買ったあと111番と117番のバスを乗り継いでいったんホテルに戻りました。
荷物を置いてトイレを済ませるともうコンサートの時間が近づいています。急いてミニバス6番に乗ってほんはむ紅磡へ。なんとかコンサート前に食事できそうだったので、駅前から停留所一つ先まで乗り粥と麺のお店新大光燈で雲吞麺と芥蘭で晩ごはん。
晩ごはんのあとは、徒歩で香港体育館へ。aMEI烏托邦2.0演唱會と銘打ったアメイのコンサートです。間際に買った割には悪くない席でした。Img_20171008_202221
コンサートのあとは同じ6番ミニバスで帰ってきて、松記糖水店でマンゴー入りタピオカココナツミルクを持ち帰ってホテルで食べて休みました。

2017年11月28日 (火)

11月28日吉祥寺シアター「グランパと赤い塔」

青☆組の公演。作、演出は主宰の吉田小夏です。
芝居は1969年から始まりますが、ほとんどはそこからの1958年の回想。戦争の記憶が新しい中での高度成長。その中での工務店を営む家族と周辺の人の物語。
「雨と猫といくつかの嘘」とは全く違う印象。まだこの劇団の芝居は2回目なのでどっちが本当の顔だかわかりません。「雨と猫といくつかの嘘」のアート的なところは影をひそめ、ウェルメイドな誰でも楽しめる芝居になっています。これが青☆組の方向なんでしょうか。
二十歳の国からの客演の竜史君が渋い芝居をしていました。
B列12番(前方やや上手)にて。

11月21日新宿眼科画廊スペース0「怠惰なマネキン」

MONO特別企画の公演。番外公演的な感じでしょうか。作、演出は主宰の土田英生です。劇団の役者でなく、ワークショップ等で知り合った若手の役者を使った芝居です。
過去の作品のプロットを使ってあて書きで書き足したということで、個別にはエチュード的な場面もあり、一本の芝居としては粗削りなのですが、面白かったです。
客がマネキンの集団という設定ですが、特にそれ以上のことはなく、客いじりもありませんでした。
役者さんもみんなしっかりしていました。
自由席2列目中央にて。

11月17日世田谷パブリックシアター「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」

シス・カンパニープロデュース公演。日本でも何回も上演されている英国のトム・ストッパードの傑作戯曲を小川絵梨子の新しい翻訳と演出で。
ハムレットのプロットからスピンオフした二人を主人公にした寓話的な芝居で、言葉遊びもたくさんありますが、小川新訳はなかなかうまく、楽しんで見ることができました。
演出も舞台前の客席を少し減らして作った奥行きがうまく活きていて面白かったです。
1階G列14番(前方やや下手)にて。

2017年11月23日 (木)

11月17日マチネ ザ・スズナリ「ペルセポリス。そして、」

かもねぎショットの公演。作、演出は代表の高見亮子です。昨年の「ペルセポリス」の大幅改訂再演といった感じ。
広岡由里子が加わってさらにパワーアップ。そしてダンスと芝居のつなぎは昨年よりさらに自然。いい舞台でした。
B列4番(前方下手)にて。

11月15日ソワレ本多劇場「ちょっと、まってください」

ナイロン100℃の公演。作、演出は主宰のケラリーノ・サンドロヴィッチです。
今回は別役実ばりの不条理劇。三宅、大倉、みのすけ、犬山、峰岸と役者がそろっていますが、いつものナイロンとはちょっとだけ違います。
けっこう長い舞台でしたが、ナンセンス・コメディではないのでだらだらした感じはありません。だらだらマニアの人にはちょっと物足りないかも。
I列10番(中段中央)にて。

11月15日シアター711「取引 THE DEAL」

オフィス・コットーネプロデュース公演。作はアメリカのマシュー・ウィッテン、翻訳は名和由里、演出は最近引っ張りだこの文学座の松本祐子です。
FBIの収賄おとり捜査を行う覆面捜査官と政治家のドラマ。政治の話かと思いきや、正義をめぐる人間性のドラマでした。舞台ては久しぶりの小須田康人が持ち味を出してました。
アフタートークでは役者全員と一緒に演出の松本も登壇。思ったより若い感じでした。
G列10番(後方下手端)にて。

2017年11月16日 (木)

11月13日赤坂レッドシアター「風紋 ~青のはて2017~」

てがみ座の公演。作は主宰の長田育恵、演出は田中圭介です。
宮沢賢治の晩年、嵐で仙人峠の駅舎に閉じ込められた一夜。地震とともに生まれ、津波と共に亡くなった宮沢賢治と亡くなった妹や友人との魂の交流と、駅舎で一夜を共にした迷える人々との対話。賢治と妹トシのインセストの関係まで踏み込んで描いています。
これまでてがみ座で見た「対岸の永遠」、「燦々」とまったく違った印象の面白い舞台でした。
J列5番(やや後方やや下手)にて。

11月11日ソワレ シアターコクーン「24番地の桜の園」

シアターコクーンのプロデュース公演。もちろん作はチェーホフです。翻訳、脚色として木内宏昌がクレジットされていますが、パンフレットの解説を見るとかなり大胆に潤色、翻案を木内がしたようです。そして脚色、美術、演出は串田和美です。
冒頭、人形振り、といっても西洋のからくり人形を思わせる集団の動きから始まって、いきなり競売からロパーヒンと兄が帰ってくる場面。かなりテキストを入れ換えています。そこからまたプロットを追っていって冒頭のシーンに戻り、一家が桜の園を去るところまでで一幕。
第二幕は一家の出発にダンスの演出や原作にないエピソードが追加されています。
面白いチャレンジで興味深かったですが、芝居一本としての完成度はいまいちかも。
ロパーヒンの高橋克典が座頭のようでしたが、リューバ(ラネーフスカヤ)の小林聡美がとっても輝いていました。そして池谷のぶえは串田和美が独占して二人のからみのシーンがたっぷり。楽しめました。
F列10番(前方中央)にて。

11月11日東京芸術劇場シアターウエスト「東おんなに京おんな」

トム・プロジェクトプロデュース公演。2004年劇作家協会新人戯曲賞を受賞し、2006年に初演された作品です。作はひょうた、演出はONEOR8の田村孝浩です。このコンビは初演、2015年の再演も同じ、キャストの岡本麗も初演から変わらず。相手の鶴田真由は2015年版からですので、ほぼ2015年版と同じ舞台だと思います。わたしは初めての観劇でした。
浮気と不倫をテーマにして離婚した女性のところにもと姑が転がり込むというシチュエーション・コメディです。
二人の丁々発止のやりとりが面白いです。
C列3番(前方下手)にて。

2017年11月14日 (火)

11月10日浅草九劇「チョップ、ギロチン、垂直落下」

子供鉅人の公演。作、演出は代表の益山貴司です。
女子プロレスを題材にベビーフェイスとヒールの道を歩んだ同級生のプロットにいろんなギャグとプロレス技が絡んで面白かったです。
客演の内田理央と実力上昇中の新しいメンバーのうらじぬのがしっかり絡んでます。プロレスシーンは実際にレスラーに指導を受けてますが、ほんとにやるとケガしますよね。
E列8番(中段上手)にて。

11月9日ソワレKAAT神奈川芸術劇場大スタジオ「地獄谷温泉 無明の宿」

庭劇団ペニノの公演。岸田戯曲賞受賞作の再演で国内最後の公演と銘打ってます。作、演出は主宰のタニノタロウです。
小人症の父親と息子の人形芝居が山奥の温泉宿に呼び出されますが、そこは寂れ切って三助が一人いるだけ、経営者もわからない怪しい宿で、湯治客は盲目の男と老婆、そして通ってくるふもとの街で働く芸妓二人だけ。とても人形芝居をやるような場所ではありません。
バスが亡くなって人形芝居の二人が一泊した夜の人々の迷い、無明がうごめく様が描かれます。
どろどろしたホンと舞台美術、小人症の役者や風呂場での全裸シーン演出など、舞台芸術の道具を駆使して観客を揺さぶる舞台でした。
自由席最前列中央にて。

11月9日マチネ新国立劇場小劇場「プライムたちの夜」

新国立劇場のプロデュース公演で、海外の芝居をリアルタイムで上演する企画の第5弾で最終回。アメリカのジョーダン・ハリソンの作、翻訳は常田景子、演出はまもなく新国立劇場での演劇の芸術監督の任期を終える宮田慶子です。
設定は近未来。愛する人を亡くした人はプライムと呼ばれるAIを備えたアンドロイドと話をすることで悲しみをいやそうとしますが、第三者から見るとそこには違和感もあります。面白いホンです。
浅丘ルリ子は年齢を感じさせない充実ぶり。そしてたーたんこと香寿たつきも迫真の熱演です。相島一之も安定した好演。
いい舞台でした。
C2列13番(前方上手)にて。

2017年11月10日 (金)

11月8日マチネ「表に出ろいっ!英語版One Green Bottle」

東京芸術劇場プロデュース公演。野田秀樹となくなった勘三郎で作った芝居を英語で作り変えたもの。さらに日本語訳を日本人の役者がイヤホンガイドであてています。
子どもを産みそうな飼い犬の世話を任せて自分は外出したい三人の家族。外出したい理由を並べ立てて争います。最後は悲しい展開になるプロットではありますが、全体に軽妙な芝居で、言葉遊びを英語で仕掛けたりしていて面白い趣向でした。ただ日本語音声は耳から入る役者の肉声と一緒に聞こえるので、特にキャサリン・ハンターと大竹しのぶの声質が違いすぎて違和感がありました。
F列17番(中段上手)にて。

11月7日シアタートラム「散歩する侵略者」

イキウメの公演。主宰の前川知大の作、演出です。再演で、今年は映画化もされてまだ全国で順次上映中ですが、わたしはこれまでの上演も映画も見ていません。

面白いプロットですが、登場人物の処理が中途半端な気もしました。イキウメは女優が全員やめてしまいキャスティング大変だと思いますが、今回は名前はまだ知られていないけど力のある女優が集まった感じ。特に天野はながのっぺりした気持ち悪い役作りで良かったです。「人魚の足」にも出てた子ですね。

トラムシート9番(最後方やや上手)にて。

11月7日紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA「きらめく星座」

こまつ座の公演。作はもちろん井上ひさしで演出は栗山民也です。こまつ座でも最も人気で再演回数の多い演目で、今回と同じ栗山演出でメインのキャストすべて同じ座組で3年前に上演して秋山奈津子が読売演劇大賞を受賞しています。わたしはそのときの公演は見ていませんが、大昔に見たことかあるかも。よく覚えていないので初めて見た感じです。

先の大戦における日米開戦の400日前の11月3日夜から開戦前夜までの祭日やお盆の夜の西浅草レコード屋オデオン堂を舞台に家族とそのつど帰ってくる脱走兵の息子、傷病兵の婿、息子を追う憲兵が絡んで、戦争前夜の重苦しい背景の中で排斥されつつある洋楽を使った愉快な音楽劇が繰り広げられます。

傑作です。ちょっと久保酎吉の台詞が怪しかったけどそれ以外は役者もほとんど完璧。

台詞の中の年齢だと全体に役者の実年齢が高いですが、台詞を変えるわけにはいかないんでしょうね。

1列6番(前方下手)にて。

2017年11月 6日 (月)

10月24日シアター711「カラサワギ・芝居」

玉造小劇店のわ芝居公演。古典芸能とコラボする企画で,同じ筋の話を芝居と上方落語との両方で連続上演する趣向の芝居のほうです。作と演出は主宰のわかぎゑふです。
元禄の尼崎を舞台に藩の奏者番に就職した若者と赤穂浪士が身をやつした陰間役者と生首を舐めると素性を読み解くという芸人とうまいものを探している料理人といろいろ絡んでのどたばた劇。面白かったです。
C列8番(前方上手)にて。

10月23日赤坂レッドシアター「極楽地獄」

劇団柿喰う客の小品連続上演柿喰う客フェスティバル略して柿フェスの2017年の演目の一つで一本だけの新作公演。といっても今年仙台で上演済みです。作、演出は主宰の中屋敷法仁です。
東北のホテルのレストランを舞台にして新人研修で東日本大震災と同時に発覚した人肉食事件をモチーフにしたプロット。陰惨な話を調子と韻に乗せて軽みのある台詞の怒涛で一気に語ります。
毒があって仙台ではさすがに拒否反応も一部であったようですが、面白い舞台でした。永島がんばった。
C列3番(前方下手)にて。

10月22日品川歴史館書院「茶の湯」

東京タンバリンのわのわ公演。わのわ公演とは和服で上演するお芝居。作、演出は主宰の高井浩子で、短めのお芝居のあとお茶がふるまわれます。

お芝居は落語とお茶の会の楽屋裏の準備のお話でバックステージもの。劇中では各自稽古したり主宰のもろもろ段取りする人が病気になって慌てたり。

着物もいいですね。畳に座るのは自身がなくて椅子席にしてしまいましたが、お芝居は短いし、「もぞもぞタイム」があったのでまたの機会あれば座ってもいいかもしれません。

自由席3列目椅子席中央にて。

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