香港の現状

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2017年6月

2017年6月30日 (金)

6月16日本多劇場「無休電車」

劇団鹿殺しの本公演。「電車は血で走る」との電車二部作の2作目。やはり作は丸尾丸一郎、演出は菜月チョビです。
題名は関連性ないのですが、内容は前作の続編的な色が強いです。同級生鉄彦の物語が鉄子に変わりますが劇団の話は続編になり東京進出の話へと展開されます。
椙山さと美がなかなかいい味出してます。
E列6番(前方下手)にて。

6月15日神奈川芸術劇場大スタジオ「ブリッジ」

サンプルの公演。作、演出は主宰の松井周です。
ワークショップでやった「モツ世界へのいざない」を発展させた作品です。かなり実験的な芝居。そして、この芝居で劇団活動を休止するとのこと。まあ、松井にとって劇団は必要なかったのかもしれません。
C列38番(前方上手端)にて。

6月15日マチネ中野ザ・ポケット「どんどろ」

女優で演劇プロデューサーの田崎那奈がプロデュースするNana Produceの舞台。作は岸田國士戯曲賞作家であるB級遊撃隊の佃典彦。旧作だが東京では初演、かつ今回の役者に合わせてかなり書き換えて書き下ろしに近いそうです。演出は寺十吾。
佃の戯曲は舞台で見るのは初めてですが、昨年東京国際映画祭で上映された「シェッド・スキン・パパ」は佃の受賞作「ぬけがら」を映画化したもの。これは見てます。
住込泥棒が家を助けるという奇想天外な設定は「ぬけがら」とも共通している感じ。
役者さんのセリフの切れが良く、テンポに乗って楽しめました。
B列2番(前方下手)にて。

2017年6月27日 (火)

2017年4月の香港(その2)

<第4日2017年4月11日>

この日は朝からちょっと遠出。電車で香港特別行政区から中国のパスポートコントロールに近いしょんそい上水という街に向かいます。中国への密輸買い出しが横行している街ですが、駅から少し離れたところに老舗の廣成冰室というレトロなティーレストランがあり、ここで朝食。不便な場所なのに混んでいて人気の店です。朝食セットメニューはほかの店ではあまり見ない牛肉の入ったマカロニスープがメインですが、サイドはいろいろオプションで変更が可能です。卵は卵焼き、パンは日本のメロンパンに少し似た香港でパイナップルパンと呼ぶパンにバタを挟んだぽーろーやう菠蘿油をチョイスしました。

朝ごはんのあとは、香港政府観光局のWebで調べた近くのスポットへ。まず松柏塑という地域にある城壁村P4110265 へ。門には施錠されていて中には入れませんでしたが、まさに昔ながらの城壁の村で生活している感じでした。回りを一周し門から覗いてバードウォッチングスポットの塱原濕地へ。残念ながら珍しい鳥は見つかりませんでしたが、香港では数少ない水田稲作P4110283_2 を見ることができました。

歩き疲れて605のミニバスで上水駅へ。駅の近くにある日本人の方が経営する麵家山下で拉麺DX醤油。クレーマーに嫌がらせされているというニュースを聞いていたので食べて応援です。

上水から電車で帰る途中、支線に乗り換えてせっむん石門駅へ寄り道。匯貿中心という工業ビルの中にあるFrancesca & Giovanniというお店ででクッキーを買いました。このお店は昔たいこっちょい大角咀にあったのですが、チョコレートファウンテンの出前がメインの業務になったので郊外の工業ビルに引っ越したのでした。もう一度行ってみたいと思いつつ機会が無かったのですが、工業ビルを移ってこの石門に引っ越したのを知って今回行ってみました。ごくふつうのクッキーですが、フレーバーがたくさんあって美味しいです。

さらに電車でろっふー樂富の駅へ。ここからグルメの街として有名なかおるんしん九龍城の街まで歩きました。途中暑いのでまたShare Teaでタピオカミルクティー。昨日は烏龍茶でしたがこの日は緑茶にしました。

九龍城での目的は最近出来たエッグタルトの美味しいお店酥妃皇后 Queen Sophieでした。エッグタルトを買って5Cのバスで尖沙咀へ。夜に予定されている香港国際電影節という映画祭の開幕映画の当日券販売をチェック。会場は前々日の金像奬表彰式と同じ香港文化中心。そのチケット売り場のいちばん端の窓口で販売することを確認しましたが、発売までかなり時間がありまだだれも並んでいないのでいったん1Aのバスでホテルに戻り、友だちと状況を共有。その後ぶらぶら歩いて弁当を買って会場で友だちと合流して当日券並びに入りました。

弁当を食べながら待ちました。意外にも並んでいる人数は少なく、楽勝で当日券ゲット。前売券の人はもう入場しているはずの時刻でしたが、まだ入場は始まっていません。開幕映画の前の式典が遅れていました。やがて入場になりました。悪くない場所の席が取れました。

監督とキャストの舞台挨拶P4110287 のあと、いよいよ開幕映画《春嬌救志明》の上映。この旅で3本目の映画です。全場爆笑の映画でした。日本でも公開して欲しいけど字幕は同じパン・ホーチョン彭浩翔監督の旧作《低俗喜劇》並みに大変そう。ヤッターマンが大活躍します。

上映後は歩いて戻りつつホテル近くの伝統的スイーツのお店佳佳甜品で蓮の実おしるこに白玉を入れたのを持帰りにしてホテルで食べました。

 

<第5日2017年4月12日>

この日は朝ごはんの店を物色して少し散策。龍園小廚という初めてのお店に入ってチャーシューオムレツの朝ごはんにしましたが、ごく普通でした。

朝ごはんのあと、いつもの廖孖記で調味料の腐乳。今回は唐辛子の入った辛いのを買いました。

いったんホテルに戻って朝風呂を使い、またお出かけ。大同粉麺廠で乾麵を買い、歩いて九龍駅へ向かい4本めの映画です。

駅のショッピングモールエレメンツ圓方のシネコンThe Grandで《非凡任務》。  アラン麦兆輝とアンソニー潘耀明共同監督の中国映画です。潜入麻薬捜査官にブラインド・マッサージの中で主人公の一人小馬を演じた黄軒。アクションシーンはまずまずでした。

ホテルへ戻り、チェックアウトして荷物を預け、お昼ご飯は老舗の彌敦粥麺家でわんたんめん。

その後1Aのバスで尖沙咀そしてわんちゃい灣仔へのスターフェリーに乗り換えて5本めの映画に向かいます。おりしも大雨、そして目指す藝術中心が工事中で入口がよくわからず迷いましたがぎりぎりで間に合いました。

映画は藝術中心の映画劇場agnes bシアターで《危城》。香港国際映画祭の特集上映での一本。昨年の公開時見てなかったので日本公開決まっていたけどこの機会に先に見ました。狂気の悪役を演じるルイス古天樂がよかったです。そしてやっぱりベニー・チャン陳木勝監督の映画らしい作りでした。

映画のあとはスターフェリーで尖沙咀へ戻り、時間がタイトだったので通りすがりの半島中心の打冷鎮茶餐廳という寂れた怪しげなお店でスルメの蒸肉餅で晩ごはん。 味はまあ普通でした。

6本めの最後の映画は香港科学館のレクチャーホールで《高度戒備》。こちらも香港国際映画祭の特集上映での一本。香港返還の年1997年のリンゴ・ラム林嶺東監督作品です。爆弾で金庫破りを企むジャンユー呉鎮宇と追う警官ラウチン劉青雲。2人ともまだ若い。特にラウチンは精悍でした。

映画のあと歩いてホテルへ戻って荷物をピックアップ。E23のバスで空港へ行き26番ゲートからキャセイの夜行便で帰国しました。


2017年4月の香港(その1)

先週香港に行ってきたばかりですが、遅ればせながら4月の香港で香港電影金像奨の授賞式など映画イベント、そして古い村巡りなど楽しんできた旅行記です。2つに分けます。
例によってスナップ集はFlickrです。https://www.flickr.com/photos/47382424@N08/albums/72157680423398202に吊るしてあります。
 
<第1日2017年4月8日>
キャセイドラゴンの夜行便で羽田146番ゲートからを出発。機内食は今回もパスタを頂きました。
香港国際空港はサテライトの505番ゲートに到着し、バスでターミナルへ。荷物が出るまでに身支度を整えて香港に入りました。
例によって空港内施設を經由して時間がかかる代わりに運賃が安いE23のバスでじょーだん佐敦へ。定宿のエバーグリーンホテル萬年青酒店に荷物を預け、朝食の場所を物色。ホテルの近くの波記咖啡という初めての店に入りました。叉焼の入った麺を朝食で出す店は多くないので表のメニューを見て入ったんですが、あいにく品切れ。五香肉丁米粉と炒蛋とトーストとミルクティー。
朝食のあとは、とりあえずフリー。ネットでお知り合いになった中医学の先生と11時にたいぽー大埔で待ち合わせしたので香港政府観光局のWebで朝に見て歩ける近くの観光スポット調べて鳳園蝴蝶保育區という蝶の保護区に行くことにしました。
電車で移動し、たいぽーマーケット大埔墟の駅から20Pの緑色ミニバス。そこから少し歩きます。蝶は期待したよりは出てきた種類が少なめでしたが、植生も面白くゆったり時間を使いました。P4080001
帰りも同じ20Pの緑色ミニバスで駅のほうへ戻りました。待ち合わせ場所は駅まで行かないで下車したほうが近いと思ったのですが、早く降りすぎてけっきょくかなり歩き、少し遅刻してしまいました。
合流してご夫婦と生龍清湯腩(大埔店)でお昼ごはん。わたしは激辛のカレー牛肉フォー咖哩牛腩河を頂きました。ここはカレーが別盛。ほんとに激辛でした。
食後は近くの城壁村P4080020 を案内していただき、マクドナルドでお茶してお別れしました。
電車でホテルに戻りチェックインし、両替にちむさーちょい尖沙咀へ。たまたま来た234Xのバスで向かいました。チョンキンマンション重慶大廈の両替屋のレート、この日は地面階のREALが1万円=6985HKDで圧勝てした。
とりあえず1番のバスでもどりビールの買い出しなど済ませ、電車でうぉんこ旺角へ。
ショッピングモールランガムプレイス朗豪坊のシネコンCinema Cittyで一本目の映画《救殭清道夫 (2D版)》。ベビジョン蔡瀚億が主役のラブコメ。キョンシーと恋に落ちるのはニック張家輝の映画《陀地驅魔人》とちょっと似てます。ベビジョンの爽やかさがいい感じ。見終わったら箒を持った人たちが入場してきました。謝票という来場感謝イベントでしうほう錢小豪がきていました。
映画のあとはネット友だちとの宴会で移動。112のバスで香港島に入り、レストランのあるハッピーバレー跑馬地方面へのバスに乗り換えようと思いましたが、香港セブンズのためバス停が変更になっててよくわからず。けっきょくかなりの距離をてくてく歩いて晩ごはんの場所、市場のフードコートにある銖記海鮮鮑魚飯店へ。名物料理をいろいろ頂きました。ご飯のあとはデザートタイム。近くのレトロなお店蓮園甜品でハスの実餡とタピオカ入り焼きプリン。
二階建て路面電車トラムと電車を乗り継いでホテルに戻り休みました。
 
<第2日2017年4月9日>
この日は早起きして単身赴任のネット友だちと待ち合わせし、川龍の端記で郊外飲茶の朝ごはん。ちゅんわん荃灣の駅で待ち合わせして、80番の緑ミニバスで。
名物のクレソンを炒めてくれる人がおらず、自分でやりたいところでしたが、ちゃんと「自分でやるな」と貼り紙してありました。
けっきょくクレソンも含めたらふく食べたので、近くをちょっと散歩して帰ることにしましたが、かなりな下り坂に。戻るのが大変そうでしたが、反対側から抜けられそうだったのでそのままずんずん行きました。そうすると、細い道から多少広い道に出ました。ここから抜けられると思い、歩いて行きましたが、山を鉢巻き状に回っていって下る道がどれも細くて怪しい。どこまで行っても大きな下りの道が見当たりません。あまり先まで行っても危ないので、地図を見ながらなんとか下りました。ちょっとしたハイキングになってしまいました。疲れたし、同行の友だちは洗濯屋に昼までに行きたいということでタクシーで荃灣の駅へ。駅で分かれて電車でいったんホテルに戻りました。
着替えをして、またすぐ電車で旺角へ。日本から来ている香港映画ファンの別のネット友だちと合流して、まずお昼ご飯。深井陳記燒鵝茶餐廳でローストご飯にしました。叉焼と看板料理のがちょうローストの盛り合わせで頼もうとしましたが、叉焼が一人前しかないとのことで、友だちは蒸し鶏に変更。
食事のあとは電車で金像奬の表彰式の会場である尖沙咀の香港文化中心へ。表彰式には入れませんが、この日の最大の目的は表彰式のホールへ向かう赤いじゅうたんに貼りついてスターを間近に見て声援することです。まだ人はまばらでしたが、ベストな位置はすでに取られていて、その手前を取りましたがこれが失敗。奥のほうがスターの写真を撮ったりするにはいい位置でした。
交替でトイレに行ったり、ホールの写真を撮ったりしながら延々待って、やがてスターの入場が始まりました。映画のメイクと違っていたりしますので、大スター以外はなかなか顔と名前がその場で出てきませんが、周りの声も聴きながら声援しました。P4090128
入場が終わると友だちと別れ,マクドナルドで夕飯を買って建物の裏でやっているパブリックビューイングへ。夜中まで表彰式を見ました。
表彰式の終わったあと2番のバスでホテルに戻ってこてっと寝ました。
 
<第3日2017年4月10日>
朝ホテル近くを歩いて無料で配っている新聞を貰ったら二次元バーコードの付いたマクドナルドのクーポンが掲載されていたので、どう使うのか知りたくて昨夜と連続ですが朝ごはんはマクドナルドへ。ところがカウンターのおばちゃんは普通に切り取って渡せと言いました。自動注文機でないと使えないのかもしれません。
昨日夜中まで活動してたのでこの日はのんびりホテル周辺を歩いたり朝風呂入ったりネットサーフしたりして昼前から始動。電車でさむそいぽ深水埗へ向かいました。新香園(堅記)で名物の牛肉たまごサンドウィッチを買って食べながら露店を散策。リュックサックやケーブル類の買い物をしました。
買い物のあとはスイーツのお店甜入心へ。まだ開店前の掃除中でしたが入れてくれました。ここはココナツデザートがウリのお店。名物のココナツの中にココナツプディングが入ってその中に更にカスタードプディングの入ったデザートを頂きました。桃寶というのがメニューにあって添えると美味しいというので頼んだら桃のグミみたいな感じでした。この店は高齢者や障害者に特別価格のお手軽デザートも提供しています。
スイーツのあとは60Xのバスでホテル近くに戻りましたが、途中映画関係の書籍の多い本屋さんKublicに寄り道。目ぼしい本は無かったのですが、代りに香港のデザイナーb.wingデザインのキャラクターで香港のシネコンの系列の一つであるBroadway系列のイメージキャラになっているA仔のネックピローを見つけて購入しました。
いろいろ買い物したので台湾風のお茶スタンドチェーンのShare Teaで珍珠烏龍奶茶を買ってホテルへ。
ひと息ついたらまたすぐ出かけ、近くの麗香園冰廳でカヤジャム買いました。ここは軽食レストランですがカヤジャムを使ったトーストやフレンチトーストが名物でジャムを分けてくれます。そして精美唱片で日本の友だちに頼まれたBlu-ray購入。それから電車で映画に向かいました。
結構時間ぎりぎりだったのにスマートフォンでネットを見ていてアナウンスを聞き違え、一駅手前で下車して改札を出てしまうというハプニングがありましたが、かろうじて間に合いました。
2本目の映画はダイヤモンドヒル鑽石山の駅のショッピングモールにあるBroadwayのシネコンで《初戀日記:賤男蜜擾》。高校時代の甘酸っぱい思い出の映画かと思ったら後半は港女の大人のラブコメでした。伏線がすてき。雪ちゃんこと林雪がご馳走役です。
映画のあとモール内のスーパーマーケットで干腰という品種のドリアンを買いました。これは早生の品種のようです。
そしてモールに隣接した団地の中のレストラン新光燒臘茶餐廳で晩ごはん。日替わり定食でロシア風ハンバーグとポークランチョンミートの洋食風のご飯にしました。スープは洋食も中華風も選べたのですが、ロシア風なので香港の洋食でよくあるボルシチまがいのスープを注文しました。これがちょっと失敗。メインのロシア風のごはんは似たような味の餡が掛かっていました。
晩ごはんを済ませ、11番のバスでホテルに戻り、ドリアンを食べて寝ました。

2017年6月22日 (木)

6月14日東京芸術劇場プレイハウス「大悪名」

ココロ・コーポレーションの沢田研二主演の音楽劇。今東光の悪名シリーズにもとづいて作、演出はマキノノゾミ、音楽はcobaてす。

もと極道の僧侶がブラジルで勧善懲悪の大暴れをするベタな話ですが、ベタなりに面白いですし、何といっても沢田研二始めキャストの歌唱力が抜群。殺陣はちょっといまひとつでしたが。

堪能しました。

1階V列26番(最後列上手)にて。

6月13日劇場HOPE「花よりもなほ」

劇団朋友の公演。是枝裕和監督の映画を劇団の役者が飯島早苗に頼んで舞台脚本にしてもらったもの。演出は青年座の磯村純です。

面白かったけど、映画見ていないのでプロットについては原作の面白さなのか脚本なのかよくわかりません。でもせりふは簡潔で飯島さんらしかった。磯村演出も通路をちょっと面白く使っていて良かったです。

F列12番(最後列上手端)にて。

6月12日赤坂レッドシアター「梶山太郎氏の憂鬱と微笑」

劇団道学先生の本公演。座付作家の中島淳彦の作、演出です。

昔文学賞を獲ったけれど今は少し落ち目の作家と妻は妻の兄の土地に建つ、妻の父か遺した家に妻の兄と隣あって暮らしています。そこに問題人物のいとこが現れて…

何事もふんわり受け止める妻を演じるかんのひとみさんが素敵。完全にあてがきですが、かんのさんのための芝居みたいな感じでした。

客演の山口森広、幸田尚子も良かった。

また、劇中にアニメおたくの中国人の若者が出てくるのですが、この出し方も愉快でした。「日本も昔たどった道なのにことさら中国人のマナーの悪さを強調するのは追い抜かれるのが怖いから」というようなセリフがでてきましたが、ある意味納得できる意見です。

C列2番(前方下手)にて。

2017年6月14日 (水)

6月8日全労済会館スペース・ゼロ「ラフカット2017」

粗削りな若手役者をオーディションして出演機会を与えることそのものを目的としている公演。よく続いていますね。このプロジェクトをずっと推進している塘泰之始め、桑原裕子、松本哲也、TARAKOの4人の30分脚本を塘が演出します。

桑原と松本のホンが好きでした。役者はみんな頑張ってましたが、やはり日高ボブ美の個性は目立ってました。まあ口字ックでも個性派脇役としての場所を持ってると思うのでラフカットに出るとちょっと格が違うかも。

2列20番(前方上手)にて。

6月6日ソワレ新宿眼科画廊スペース地下「粛々と運針」

関西の演劇ユニットiakuの公演。主宰の横山拓也が作、演出。わたしはiakuは初めて見るのですが、横山が自ら演出をする公演は少なく、過去には上田一軒や外部からの演出家が演出した舞台が多かったようですが、今回は横山演出。上田はドラマトゥルクとクレジットされ、当日パンフによればホンを手伝ったとのこと。また同じく当日パンフによるとiakuはホンを繰り返し再演していい舞台を作ってきているとのことですが、今回は新作です。

ペンギンプルペイルパイルズの近藤フクが出るというのでちょっとチェックはしていたのですが、先日ハイリンド番外公演で上演された横山拓也のホンが面白かったので期待は大きく膨らみました。

初iakuは期待通りの凄い舞台。盥から盥までのちんぷんかんを粛々と進む人生。それを椅子だけの舞台の会話劇で綴っていきます。客席は表裏両側から。同じ空間の中で誕生と死亡に絡む二つの別々の会話が進み、それが重なっていきます。

赤と白の衣装を来た女性がふたり、舞台の両端で印象的に狂言回し的なつぶやきをしていますが、最後の方になって白は誕生を待っているおなかの中の子ども、赤は亡くなった母親を象徴しているようなセリフが出てきます。

ほんとにすごかった。

自由席奥側最前列中央にて。

6月1日世田谷パブリックシアター「ABSOLUTE ZERO 絶対零度2017」

世田谷パブリックシアター開館20周年記念のコンテンポラリーダンスの公演。勅使河原を見るのは超ひさしぶりです。

肉体で何か記号を描く書道のような動き。プロットはそんなに具象的ではないのですが、飽きません。終わって時刻を確認して、こんなに時間が経っていたのかと驚きました。

1階N列20番(やや後方やや上手)にて。

2017年6月 9日 (金)

6月2日本多劇場「電車は血で走る」

劇団鹿殺しの本公演。今年はこれと「無休電車」の仁作の旧作連続上演以外は本公演やらないと宣言してます。丸尾丸一郎作、菜月チョビ演出です。

阪急宝塚線の庄内を舞台に、小劇場のバックステージの物語と電車事故で死んでいる、劇団主要メンバーの中学の同級生の物語が交錯して展開します。

面白いけど、関西小劇場シーンを知ってると知らないとで観客を選ぶ芝居かもしれません。

音楽がかなり前半割れて聞こえてましたが、これは公演二日目でまだ調整不足だったのか、それとも意図的だったのか。

M列13番(やや後方中央)にて。

5月31日OFF・OFFシアター「そろそろセカンドバッグ」

寸劇オムニバスを続けてブルー&スカイ、市川訓睦、中村たかし三人の演劇ユニットであるフロム・ニューヨークの公演。構成、演出、出演ともユニット名で三人の連名が付記されています。

要はコントですが、かなり芝居的要素もあります。特に舞台袖を楽屋的に使っておいてそのカーテンが外れることで笑いを取るあたりは演出の妙でした。

今回も面白かったですが、次回は一本立ての芝居にするそうで楽しみ。

自由席最前列やや上手にて。

5月30日ソワレ赤坂ACTシアター「俺節」

TBSプロデュースの舞台。土田世紀のまんがが原作、福原雅則の作、演出です。

昭和演歌の世界の修行物語。ベタになりがちの話を福原の脚本と演出は眩しい青春もののエンタテインメントにまとめています。特に若い女性主体の観客にズバリ男の子ネタをぶつけたところは面白かったです。主演の関ジャニ∞の安田章大の歌唱力も活きました。脇役陣も粒揃いで見どころあり。

スタンディングオベーションに値する舞台でした。

1階L列26番(中段やや上手)にて。

2017年6月 6日 (火)

5月27日紀伊國屋ホール「芝居噺『名人長二』」

小泉今日子の明後日プロデュースの二回目。小泉と交際を噂される豊原功補が自ら企画、脚本、演出をして主演もする舞台。原作はモーパッサンを円朝が翻案して落語にした噺です。

殺しや裏切りなどいろんな面白い要素を含んだプロットを役者の二役など組み合わせて構成してエンタテインメントにまとまってますが、これなら歌舞伎を見た方がもっと面白いような気もしました。紀伊國屋の枠では少し合わない感じ。

D列15番(前方上手)にて。

5月26日ユーロライブ「テアトロコント vol.19」

コントライブのシリーズ。今回はお笑い系二組、演劇寄り二組での構成です。

かもめんたるが目当てだったのですが、水素74%にはごひいきの日高ボブ美が出ていてラッキーでした。関西漫才女子コンビのAマッソも初めてだったんだけど映像も使って面白かった。明日のアーはネットコントらしくて出演者は五反田団の宮部純子とか演劇系のひとで面白いんだけどお笑いの爆発にはちょっと負ける感じ。けっきょく全部面白かったです。

かもめんたるは今度芝居やるらしい。行けるかな。

自由席前方中央ブロック上手通路際にて。

5月25日アトリエ春風舍「雨と貓といくつかの嘘 雨組」

青☆組の公演。主宰の吉田小夏の作、演出です。何回も再演をしている作品ですが、わたしは初めて。劇団になってからは初上演とあります。過去の上演のときは劇団でなくゆるいユニットだったのでしょうか。

子どもは独立し、妻に捨てられた独り暮らしの還暦の男。雨の日にそこを訪ねてくる男の母親の面影。そして子ども時代からの何回かの誕生日の回想。そして猫のモチーフが提示されます。猫は死ぬとき姿を消して、そして生まれ変わる。看取られて死んだ猫は生まれ変わることはない。

男は最後に娘の婚約者から赤い傘をもらいます。男が還暦でひとり生まれ変わったのか、あるいは家族に見守られて天寿を全うするのか、謎をかけるように終わる芝居。

面白いのですが、かなり解釈が難しいお芝居。観客を選びそう。

自由席2列目(イス席最前列)中央にて。

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