香港の現状

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2017年5月

2017年5月31日 (水)

5月25日三鷹市芸術文化センター星のホール「山笑う」

松本哲也のひとり劇団小松台東の公演。作、演出は松本です。今回は「僕たちが好きだった川村沙也」に書き下ろし演出したホンを自分の劇団として再演する舞台。劇団変われど作、演出は初演と同じキャストも川村沙也含めかなり同じメンバーが出ていますがメインキャストの入れ替わりもあります。わたしは初演は見ていません。

この劇団の通例として舞台は宮崎。独居で亡くなった母の通夜の席に恋人という兄より年上の男を連れて東京から帰って来た娘。兄夫婦や昔の友人と再会しいろいろな心模様が描き出されていく。

恋人らしき役の瓜生和成が例によっていい味です。

松本演出はホールを平たく円形舞台を真ん中に作ってます。こういうのが好きなのかな。

自由席前列花道から舞台に向かって右手にて。

5月24日東京芸術劇場シアターイースト「天の敵」

劇団イキウメの本公演。作、演出は主宰の前川知大です。

例によってちょっと毒のあるSFファンタジー。面白いです。

今回女優の客演陣、小野ゆり子も村岡希美もうまく溶け込んでました。

いつものイキウメの女優陣、調べてみたら伊勢佳世は退団、岩本幸子は役者をやめちゃったんですね。もったいない。二人を送り出すために「太陽」を再演したなんて信じられない。

J列1番(後方下手端)にて。

5月24日マチネ天王洲銀河劇場「Little Voice」

ホリプロプロデュースの舞台。イギリスのジム・カートライトの作、翻訳は谷賢一、演出は劇団チョコレートケーキ主宰の日澤雄介です。

チラシの絵柄からミュージカルだと思っていましたが、歌が重要モチーフであるもののストレートプレイです。映画化され日本でも公開されているようですが、わたしは見ていません。

亡き父の遺したレコードを聴いているうちに天才的な物まね歌手になっていた内気な娘。のんだくれの母に虐げられて暮らす彼女が母のボーイフレンドの芸能マネージャーにスカウトされて一度だけ成功するけれど二度と歌えなかった物語。この内気な天才歌手を大原櫻子が完璧に演じています。このキャスティングがすべてといってもいい芝居でした。最高。

もちろん周りのベテラン陣も確かな仕事をしています。

1階F列14番(前方下手)にて。

2017年5月28日 (日)

5月23日東京芸術劇場シアターウエスト「クヒオ大佐の妻」

ヴィレッヂのプロデュース公演。「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」の映画監督吉田大八の作、演出です。舞台の演出として手がけるのは二つ目ですが、前回はわたしは見ていませんが、本谷有希子原作でしたので、オリジナルの作としては初めてになります。

舞台の演出家で頭角を現したひとが映画を撮るのはよくありますが、映画の監督が舞台を演出するのはわりと珍しいような気がします。なぜでしょう。

吉田自身が以前に映画化した、日本人でありながらアメリカ軍人を詐称していた結婚詐欺師のクヒオ大佐。その妻を描いた舞台です。

変な人物ばかり出てくるおとぎ話なのですが、クヒオ大佐の妻を演じた宮沢りえはもちろん、岩井秀人も川面千晶も水澤紳悟もとても奇妙きてれつな個性ある登場人物をよく演じています。

戦後社会にアメリカが落とした影を感じさせました。

A列7番(最前列上手)にて。


5月23日新国立劇場小劇場「マリアの首 ―幻に長崎を想う曲―」

新国立劇場の日本戯曲の力シリーズの最後の三本目。田中千禾夫の戯曲を次期芸術監督の小川絵梨子が演出してます。

長崎原爆の爆心近くの浦上天主堂。転がったマリアの首を予算を付けて残すかの議論がされているころの市井の人々の人間模様。小川演出は前説かちょっと変わってたり、音の出し方とかいろいろ面白かったです。

役者では伊勢佳世がイキウメの舞台では最近見せていない凛とした女性を演じて魅力的でした。

C5列17番(前方上手)にて。

5月22日ザ・スズナリ「少女ミウ」

M&O Playsプロデュースの舞台。岩松了の書き下ろし,演出です。

福島の原発事故後を想定させる設定ですか、プロットは虚実のはざまに関するもの。面白いです。

主人公のミウを演じた黒島結菜も良かったですが、ミウの境遇を自分のもののように騙るヒールのユーコ役の金澤美穂が輝いてました。

補助席1番(下手寄り通路後方)にて。

2017年5月23日 (火)

5月22日シアタートラム「黒塚家の娘」

シス・カンパニープロデュース公演。北村想の書き下ろし寺十吾演出による日本文学シリーズです。今回は安達ケ原伝説にもとづく能の黒塚を題材にしています。

鬼女の母娘を趣里と渡辺えりが演じています。趣里の個性と魅力がとてもよく出た舞台でした。渡辺えりもかるみがあって良かった。

楽しい舞台でした。

L列2番(後方下手)にて。


5月17日マチネ ザ・スズナリ「インテリぶる世界」

箱庭円舞曲の公演。脚本と演出は主宰の古川貴義です。わたしは初めて見る劇団です。

伏線や設定を小出しにしながら、過去と現在の時間を交互に進行させて客を引き込んでいく秀逸なホンです。とても楽しめました。

ただ、伏線の回収方法や登場人物の処理に合点の行かないところもあり、未完成な印象も。小屋で台本を売っていましたが、完全版と今回上演した版は違うらしいので、何かの都合でこういう芝居になったのかもしれません。次回の公演が楽しみ。

C列12番(前方上手)にて。


5月16日マチネ紀伊國屋ホール「ダニーと紺碧の海」

パルコプロデュースの舞台。アメリカの劇作家ジョン・パトリック・シャンリィの作、鈴木小百合翻訳のホンを藤田俊太郎が演出。

ブロンクスのダイナーで出会った若い男と少し年上の離婚して親の家にいる子持ちの女。二人は女の部屋で一夜を過ごし朝を迎える。二人芝居の会話劇です。「紺碧の海」はセリフに出てくるけど海の場面はなく、象徴的に使われています。

正直なところ、ちょっと難解でした。翻訳の問題もあるのかもしれませんが、簡単には引き込まれない感じ。

ダニーを演じた松岡昌宏はいろいろ工夫してはいたものの残念ながら役の設定ほどの若さがでてないような気がしました。

T列4番(後方下手)にて。


2017年5月19日 (金)

5月15日マチネ下北沢駅前劇場「素晴らしい一日2017」

映画キャスティングの吉川威文がプロデュース、演出する舞台。原作はオール讀物新人賞を撮った平安寿子の小説で脚本は劇団ブラジル主宰のブラジリィー・アン・山田です。2012年に瀧川英次演出で舞台にしていますが、今回は吉川が自分で演出も担当し台本も変えキャストも半分入れ換えてます。わたしは2012年の舞台は見ていません。

ついてない主人公の幸恵がお金を貸していたとってもユルい元カレ友朗と一緒に融通してくれそうな友朗の友だちを回って素晴らしい一日を過ごす物語。

不思議な魅力のあるホンですが、舞台一本としてはちょっと弱い感じもあり。でも役者芝居として見るといい味が出てます。特に女優陣はTRASHMASTERSでも拝見したことのある主演の林田麻里、味わい堂々の浅野、宮本のふたりに初めて見た石澤美和も含め全員良かったです。

自由席最前列上手にて。

5月12日全労済ホールスペース・ゼロ「おもてなし」

玉造小劇店の公演。主宰のわかぎゑふの作、演出。2014年の舞台の再演ですが、わたしは初演は見ていません。

大正の大阪船場。商家のお妾さんかつ跡取り息子の乳母が一軒家に住んでよろず相談を受けて解決してやってるという設定。

こういう話を創れる作家はあまり他にいません。貴重です。いい小説を読んでるような舞台でした。

元そとばこまちのみやなおこさんが主演でひさびさに舞台を拝見しましたが相変わらずお美しい。

6列23番(前方上手)にて。

5月11日東京国際フォーラム ホールC「サクラパパオー」

PARCOプロデュースの舞台。ラッパ屋主宰の鈴木聡が1993年に書いたホンを中屋敷法仁の演出で見せます。わたしはラッパ屋での鈴木演出による初演を見た記憶があります。

競馬場を舞台にした、グランド・ホテル形式のお芝居。競馬を知っている人なら身につまされたりわくわくしたりするはず。

中屋敷演出は高さのあるホールをぞんぶんに活用してますが、戯曲そのものがよくできているのであまり演出の功は目立ちませんでした。初演の記憶が甦ってきました。

役者は強力なベテランの布陣をバックに若き座長の塚田良僚一が頑張っていい仕事してました。

1階20列37番(後方上手)にて。

2017年5月16日 (火)

5月11日小劇場楽園「王将 第二部」

新ロイヤル大衆舎の公演。三部作の順序のとおりに見ることができませんでしたが、これで完結です。

第二部は坂田三吉が大阪の将棋界や後援者に担がれて関西名人に推挙されてから将棋界からボイコットされ、裏切られて孤立し、年月を経て将棋界復帰するも南禅寺、天竜寺で敗れるまでを描いています。

三部作を通じ、福田転球始め楽しんでやってる役者がいい味出してますが、この日は三吉の二人の娘を演じる江口のりこ、森田涼花にほろりとさせられました。

自由席下手側最前列奥寄りにて。

5月10日マチネ サンモールスタジオ「60's エレジー」

劇団チョコレートケーキの公演。座付き劇作家の古川健の作、主宰の日澤雄介が演出です。

1960年代、高度成長期の日本で産業変革から取り残される、しかし心優しい人々を描きます。エレジーという題名のとおり哀しい流れではありますが、むしろノスタルジアを美しく描いているように受け止めました。そして70年安保。社会主義運動に対してこの舞台は皮肉な見方をしているように思いました。

町工場のおかみさんを演じた佐藤みゆきが良かった。

自由席最前列上手にて。


5月9日神奈川芸術劇場大スタジオ「春のめざめ」

神奈川芸術劇場のプロデュース公演。ドイツのフランク・ヴェデキントの古典戯曲、酒寄進一の訳で構成と演出は芸術監督の白井晃です。

メインの登場人物は10代の青少年。同年代とはいきませんが、かなり近い世代の若いキャストが演じます。

ロマンチックな題名ですが、性徴をテーマに自慰、レイプまがいの性交渉、自殺や同性愛が描かれています。ミュージカル化もされた有名な問題作だということですが、不勉強でわたしは知りませんでした。

かなり生々しい内容ですが、それを詩的に描いた戯曲。そして白井演出はその戯曲をシンボリックに舞台に載せることで美しく仕上げています。

横浜まで見に来て、危ういところで当日券にありつけたのですが、わざわざ横浜まで行った価値のある公演でした。

若いキャストも、それを取り巻く大人たちを演じるキャストも素晴らしい出来でした。

1列31番(最前列上手端)にて。

2017年5月12日 (金)

5月9日小劇場楽園「王将 第三部」

新ロイヤル大衆舍の公演。先日の第一部に続いて第三部を見ました。

東京の近代将棋との勝負に敗れた三吉の死ぬまで。福田転球ここでもいい味出してます。

一部二部三部と続けて見てる人を手を挙げさせていましたが、意外に少なかったですね。

自由席下手側2列目入口寄りにて。 

5月8日シアターコクーン「上を下へのジレッタ」

シアターコクーンプロデュースの妄想歌謡劇。手塚治虫の原作、脚本と演出は岸田賞作家の倉持裕です。ミュージカルですが、当初完全なミュージカルのスタイルにするかどうか決めかねたので妄想歌謡劇と謳ったようです。

1960年代の高度成長から70年大阪万博が背景。売れない漫画家の妄想から社会の矛盾を批判してる手塚漫画が原作なので面白いです。倉持の題材としても合ってる感じでした。

主演は関ジャニ∞の横山裕、歌と踊りと芝居のバランスいいのですが、歌はもう一つ。宮川彬良の難しい曲をなんとかこなしてますが、しょこたん中川祥子始め、共演のキャストがみんな歌が上手いので声の伸びが不満に感じます。長丁場の公演なので後半は良くなるかも。

中二階立ち見R4(上手前寄り)にて。


5月7日ソワレ東京グローブ座「新世界ロマンスオーケストラ」

東京グローブ座製作の公演。作、演出は根本宗子です。

ねもしゅーがグローブ座とKAT-TUNの上田竜也をどう料理するかたのしみだったんですが、期待通りの面白さ。装置の工夫もいいし、役者の使い方も巧み。ほとんどあて書きだと思いますが、役者の良さを引き出してます。そしてねもしゅー本人が自由自在。狂言回しをしながら美味しいところも持って行ってます。

職人芸ですね。

2階C列9番(下手)にて。

2017年5月 9日 (火)

5月5日駿府城公演紅葉山庭園前広場特設会場「アンティゴネ ~時を超える送り火~」

SPACの公演。構成、演出は芸術総監督の宮城聰です。フランスのアヴィニョンで開かれる演劇祭の開幕の演目として招待されて上演するもののお披露目です。

ギリシア悲劇ですが、外題の解説は最初に若い役者が前で行い、そこから例によって演じ手とセリフ語り手に分かれた芝居が始まります。

舞台上は水と石。そしてアンティゴネが兄の弔いをする重要な場面では水が重要なはたらきをします。間狂言ではおなじみの河内音頭。そしてフィナーレは灯籠流し。

アヴィニョンでこの日本的演出がうけるか、行きたくなってしまいました。

自由席最前列下手にて。

5月3日ルミネ・ゼロ「Sheep Sleep Sharp」

マームとジプシーの公演。作、演出は主宰の藤田貴大です。

断片的なせりふと肉体表現の繰り返しとバリエーションで作っていく独特の舞台はいつもと同じ。今回は「死」のイメージを強く感じました。

舞台がわりと普通の形の舞台で、これまで見たこの劇団の舞台に比べ奥行きが浅めだったので肉体表現についてはちょっと単調で面白みは少ないかなと思いました。

自由席下手通路最前列丸椅子にて。

4月28日新国立劇場小劇場「城塞」

新国立劇場の主催公演。日本の少し前の戯曲を取り上げた「かさなる視点-日本戯曲の力」と題したシリーズの2本目です。1本目は三島由紀夫作の戯曲谷賢一演出でしたがわたしはパスしました。今回は安部公房作の戯曲を上村聡史が演出します。

戦後復興と再軍備の時期を舞台に、地下室に立てこもって満州脱出のその日の記憶から離れられない精神を病んだ父親を相手にその日を演じる息子。息子はその日父が思い描いていたとおりに戦後を生き抜いて一財産を築いています。その父の洞察にコンプレックスを抱くかのような息子。そしてその息子に愛想をつかしかけ芝居につきあうのを拒否した妻。父親の面倒を見続ける使用人。そこに妻の代りに娘役を演じるために雇われたストリッパーの娘が闖入します。

みな熱演なのですが、息子役の山西惇のセリフがちょっと軽い感じ。妻役の椿真由美の長ゼリフはみごとでした。ストリッパー役の松岡依都美もいい演技でした。

C3列17番(中段上手)にて。

2017年5月 4日 (木)

4月28日マチネ紀伊國屋ホール「化粧」

こまつ座の公演。もちろん井上ひさしの作で演出は鵜山仁です。

渡辺美佐子の演目だった一人芝居を継いだ平淑恵。その平の舞台も最後というので足を運びました。

渡辺では見た記憶がありますが、平の舞台は初めて。

以前の渡辺の舞台より派手な感じがする鵜山演出。最後は五月洋子が天に昇りました。

どうでもいいけどどくせんじょうという言葉を久しぶりに聞いたような気がします。

B列2番(前方下手)にて。

4月27日小劇場楽園「王将第一部」

福田転球、大堀こういち、長塚圭史、山内圭哉の四人の新ロイヤル大衆舍の公演。何が新なのか何がロイヤルなのかは良くわかりません。この四人が王将というある意味古典をとても小さい楽園でやる。

転球さんの息が聞こえて表情がすごくたのしかったです。

この日観劇中に隣にお座りのご婦人が具合が悪くなられ、横の三人席を立って外にお出ししました。同じ列にお医者様がおられたのは良かった。スタッフも芝居を中断し対応してくれました。

何事も無いといいのですが。

自由席2列目下手側中央にて。

4月26日マチネDDD青山クロスシアター「Defiled」

シーエイティプロデュースのプロデュース公演。米国LEE KALCHEIMのホン、小田島恒志の翻訳に鈴木勝秀の演出です。過去に今回とは違う長塚京三と大沢たかおのキャスティングで2001年と2004年の2回上演されており、2回目は同じスズカツ演出でした。不思議なことにプログラム冊子のインタビューではスズカツは「2006年に僕が初めて演出したとき」と書いています。初演は映画監督の相米慎二が演出を予定していたのですが、稽古入りの前に亡くなり大変だったようです。わたしはいずれも見ておらず今回が初めてです。

図書館に爆弾を仕掛けて立てこもる男と説得専門家の警官の二人芝居。サスペンスたっぷりです。テロと結びつけた解釈もあるようですが、わたしは純粋にエンタテインメントとして楽しみました。

戸塚祥太と勝村政信のキャスティングは役の設定に比べると少し若い感じですが、無理に老けて作らず自然な感じで良かったです。

客席は戸塚のファンとおぼしき女性が圧倒的。おもしろいことに以前の公演でも大沢たかおの女性ファンが客席を占領していたようです。

みなさん行儀よく、特に違和感もありませんでしたが、みんなでスタンディングオベイションしていたのだけちょっと疎外感を感じました。

H列14番(中段上手)にて。


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