香港の現状

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2017年3月

2017年3月22日 (水)

3月16日浅草九劇「あたらしいエクスプロージョン」

役者富岡晃一郎と劇作家演出家福原充則の二人の演劇ユニットであるベッド&メイキングスの本公演。作、演出は福原です。

戦後すぐ、焼け跡の混乱の中、GHQの検閲を受けながら映画を作ろうとする人たちの物語。

役者6人が早変わりで何役もこなすという面白い趣向。ギャグもはまっていて面白い芝居でした。役者も達者にこなしてました。特にかなり出ずっぱりだった八嶋智人の演技と町田マリーの長台詞はみごとでした。

G列丸番(上手通路後方丸椅子)にて。

3月16日紀伊國屋サザンシアター「私はだれでしょう」

こまつ座本公演。井上ひさしの後期の作品を久しぶりの再演。演出は初演と同じ栗山民也です。

戦後のGHQ統治下のNHKを舞台にGHQによる言論統制やゼネスト中止指令、日本再軍備の動きを批判的に描いています。かなり生な政治批判と取れるせりふも多いのですが、この芝居では井上ひさし流のミュージカル仕立てと謎めいた伏線がうまくそれを中和して愉快に仕上がっています。

役者では枝本萌がいい味出してました。

6列8番(前方やや下手)にて。

3月15日シアタートラム「炎 アンサンディ」

世田谷パブリックシアターのプロデュース公演。レバノン出身でフランスで活躍する劇作家ワジディ・ムワワドの戯曲を翻訳上演。演出は文学座の気鋭の若手演出家の上村聡史です。同じキャスト同じスタッフで2014年上演した舞台の再演ですが、わたしは初演は見ていません。

中東を想定させる内戦の国からカナダへの難民の母親が亡くなり、残された男女の双子が遺言に導かれルーツを探し驚くべき、かつとても過酷な事実を知る物語。

数奇なプロットで観客の興味をぐいぐい引き寄せながら戦争の悲惨さと人間の残酷さを描くホンを上村がみごとな演出。そして役者は粒ぞろい。特に麻実れい、那須佐代子、栗田桃子と60代から40代まで揃った女優陣のせりふの粒立ちは背筋に戦慄が走ります。そして上村演出はせりふのない役者が板付きのままでいる場面も多いのですが、その演技も見事なものです。

当日券を朝電話で取りおいてもらっても立ち見だったのですが、休憩を抜いても三時間近い芝居が立ち見でも全く疲れませんでした。後方のトラムシートより舞台に近くて良かった。

立ち見R2(上手端通路前方)にて。

2017年3月17日 (金)

3月14日東京芸術劇場シアターイースト「不信 ~彼女が嘘をつく理由」

パルコプロデュース公演。三谷幸喜の作、演出です。

プロットとしてはサスペンスコメディでしょうか。クスクス笑いしながらいろいろ謎が明らかになっていきます。

最近多い両面舞台で、シンメトリーになっている庭を挟んだ二つの家を一つに作ってます。左右の端に棚があって二つの家を示しています。椅子にもテーブルにもなる柱体が6個。これがスライドして裏方で動かせるようになっていて、転換のサインになります。ちょっと面白い装置でしたがびっくりするほどでもありません。

コメディって当たりはずれがありますが、三谷芝居への期待に応えられる良い舞台でした。小粋な芝居で大仕掛けはないので三谷の傑作には及ばないかもしれませんが。役者も粒ぞろい。特に戸田恵子は好演です。

Q列20番(舞台裏側舞台に向かって左手)にて。

3月3日座・高円寺1「親愛ならざる人へ(天)」

劇団鹿殺しの事務所であるオフィス鹿のプロデュース公演。作、演出は鹿殺しの丸尾丸一郎です。

座・高円寺を両面客席で間に舞台という造りにしています。ここが結婚式の披露宴会場やホテルの客室になるのですが、机と椅子の道具を入れ替えたり、向きを変えて転換しています。この道具の使いかたがけっこう面白かったです。

そして芝居はテンポのいいコメディでかなり笑わせていただきました。よくありそうな展開がいつの間にかユニークなプロットに進むのもいい。鹿殺しのオレノグラフィティの音楽もいい。

奥菜恵演ずるヒロインの花嫁の妹役がダブルキャストで、わたしが見たのは天真爛漫な妹編と銘打って鹿殺しの椙山さと美が演じていました。かなり天真爛漫さをふりまいて好演でした。

劇団外から参加の奥菜恵も久世星佳も好演でしたが、劇団員が光ってました。

XF列8番(ステージ裏最後列北寄り)にて。

3月1日世田谷パブリックシアター「VADER」

ベルギーを本拠にしたダンスカンパニーであるピーピング・トムの公演。インターナショナルなカンパニーで、ダンサーは台湾、韓国、南米からも。老人保健施設で暮らす父親をモチーフにして不条理だけどかなり分かりやすいプロットと振付、そして小道具とディテールの体の使いかたが面白かったです。とても楽しい舞台。

最初のほうの夜来香の音楽に乗せての貓みたいな動きの膝をつかったダンスで引き付けられ一気に最後までという感じ。鏡獅子の毛振りみたいな地毛を振り回すダンスも面白かったです。

施設で暮らす老人たちは日本で公募されたかたたちが演じていました。

1階F列3番(前方下手)にて。

2017年3月14日 (火)

2月23日東京芸術劇場シアターウエスト「なむはむだはむ」

東京芸術劇場のプロデュース公演。芸術監督の野田秀樹の発案で、「コドモ発射プロジェクト」と銘打って、こどものワークショップから出たアイディアを大人が舞台にまとめるもの。作と演出のクレジットはなく、原案こどもたち、そもそもこんな企画どうだろうと思った人野田秀樹の間につくってでる人としてハイバイの岩井秀人、ダンサーの森山未来、ミュージシャンの前野健太となってます。

ワークショップでこどもの発想を引き出すのに苦労したことを彷彿とさせるモチーフに続いて物語が描かれていきます。

まとまったネタの裏には山のようなボツネタもあったのだろうと思います。

舞台装置がちょっと面白かった。両面客席になって間に舞台があるのですが、端のほうが平らでなく波がさかまくようにカーブ。

C列12番(ステージ裏最後列中央)にて。


2月22日シアター711「月の姉妹」

西山水木、都築香弥子、本多真弓の女優三人が立ち上げた演劇ユニット下北澤姉妹社の旗揚げ公演。作、演出は西山水木です。

月に関係した伝説と、山の集落の「食」へのこだわりを絡めたファンタジー。客演の男優がしっかりした演技で舞台を支えていました。

自由席最前列上手にて。


2月19日東京芸術劇場プレイハウス「足跡姫 時代錯誤冬幽霊」

野田地図本公演。もちろん野田秀樹の作、演出です。亡くなった勘三郎へのオマージュとしての舞台です。

阿国歌舞伎が野郎歌舞伎に変わる時代に由井正雪を絡めて描く話。役者もみな好演です。

今回は野田芝居としては痛くない。

野田秀樹の芝居、とてもいいのですが、わたしはあまり高揚感を持ったことがありません。それはたぶん痛いところが多すぎるからだとこれまで思っていました。

今回の舞台はこれまで見てきた野田の芝居に比べると痛いところは少なく、ほとんどないといっていいのですが、それでもわたしにとってはすっきりしませんでした。

それはおそらく、わたしの好みがゆるゆるの観客が油断したところを鮮やかなひねりで切って捨てる芝居、言ってみればあざとい演出の芝居だからかなと思いました。野田芝居は緩い場面でも伏線や言葉遊びをちりばめて観客に最初から最後まで緊張を強いる。面白いけど疲れが残りあまり高揚感がないのです。

1階R列26番(後方上手)にて。

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