香港の現状

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2017年1月

2017年1月27日 (金)

1月25日ソワレ東京芸術劇場シアターイースト「ザ・空気」

二兎社の公演。主宰の永井愛の作、演出です。

報道の自由を巡り、社会や企業内の空気に押しつぶされるジャーナリストを描く問題作。面白かったですが、永井愛の作品としては驚きが少なかったです。

放送許認可が行政府の裁量となっている問題、報道に対する恫喝の問題、編集権帰属の問題、記者クラブ依存の問題など、話題がてんこ盛り。思いがあふれすぎてともすると説明的羅列的にプロットが進んでいるような感じにもとれます。もう少し絞った方が伝わるような気もします。いろんなものに押しつぶされていくジャーナリストを描くのが狙いなのかとも思われますが、メッセージが強すぎてときに生硬にも思われます。

役者はいずれも好演ですが、体制側の俗物を演じている木場勝己の役にも内面の葛藤がもっと見られると面白かったような気がしました。

F列11番(中段中央)にて。


1月25日マチネ赤坂REDシアター「エキスポ」

俳優だけ、男優3人女優1人のユニット、トローチの公演。今回は劇団道学先生の中島淳彦の2001年の戯曲を同じく道学先生の青山勝を演出に迎えての上演です。このホンは岸田賞候補にもなった名作で道学先生でも再演していますし、他の劇団でも上演されていますが、青山が演出したことはないようです。やはり中島のホン、青山の演出ですから道学先生的なテイストにはなっています。

1970年大阪万国博覧会、いわゆるEXPO’70の年、宮崎は油津で食堂とつれこみ旅館を経営していた母親が亡くなり、その通夜と葬儀での家族と客の会話劇。舞台は茶の間だけで進みます。めったに会わない客が来て、隠されていた人間関係が明らかになります。中島らしい人情芝居。

トローチの役者も客演の役者も達者な顔ぶれで安心して楽しめます。

G列1番(中段下手端)にて。


1月23日二子玉川セーヌ・フルり「泉鏡花の夜叉ヶ池」

花組芝居の公演。もう何回も上演している演目ですが、わたしは初めて。素ネオかぶきと銘打ってますので、化粧なしで女性の役も男優が演じています。そして泉鏡花の夜叉ヶ池を枠組みとして使いつつ、オカズ的な場面を盛りだくさんに入れて楽しい舞台になっています。

前列の客は役者と一緒に踊るし、客が一緒に歌う場面もあります。

予備知識無かったけど、 前列に座って良かった!

上手側前列にて。


2017年1月24日 (火)

1月22日13時の回 新宿シアターミラクル「都道府県パズル2017(Bキャスト)」

二日前に見たAキャストが面白かったし、Bキャストは役の性別も違うというので見てきました。

Bキャストも面白かったけど、わたしはAキャスト推し。

一人だけ、東海代表の役をやった富田庸平だけダブルキャストでなかったのは何故だろう、とか考えてしまいました。

自由席最前列下手にて。

1月21日マチネ東中野RAFT「飛ばない教室または、わたしのいないその場所」

劇作家で演出家で女優の前川麻子と六本木高校演劇部が母体の劇団の冗談だからねがコラボした舞台。

まさに高校の演劇部を舞台にしてダブッた先輩や風俗のバイトやもろもろの青春のお話。

終了後は前川の公開ダメ出し。

若いって素晴しい。

自由席前方下手端にて。


1月20日13時の回 新宿シアターミラクル「都道府県パズル2017(Aキャスト)」

キリンバズウカ コルドファン公演。キリンバズウカ主宰の登米裕一のホンを劇団員の日栄洋祐が演出します。もとは2012年にキリンバズウカで上演したものですがわたしは見ていません。今回多数の客演含め、大勢の若手役者でほぼすべての役がダブルキャストでAキャストBキャストになってます。

プロットは道州制推進フェスの企画を論じる会議劇。それぞれの参加者のバックグラウンドが会話を通じて明らかにされていく面白さ。役者も若さの勢いがあり楽しかったです。

自由席最前列上手にて。

2017年1月22日 (日)

1月19日下北沢 駅前劇場「やってきたゴドー」

劇団東京乾電池の公演。別役実作の戯曲を柄本明が演出します。

題名のとおり、ベケットの「ゴドーを待ちながら」を下敷きにしたパロディ的な戯曲です。

何だかわからない受付をする二人の女性。妹の子供を連れて、ウラジーミルが父親だと探す女。エストラゴンから母に宛てた手紙を持ってバスを待つ女。

ゴドーが来ているのに気がつかないウラジーミルとエストラゴン。

そして影の薄いゴドー。

下敷きがある分だけこちらのほうが分かりやすかったです。

自由席最前列上手にて。


1月19日シアタートラム「鯨よ!私の手に乗れ」

オフィス3〇〇の公演。渡辺えりの作、演出です。

長い歴史のある3〇〇、そして主宰の渡辺えりですが、何故かあまり見た記憶がありません。

実力ある女優さんを集めた今回の舞台は老人施設とそこでの昔の劇団活動の回想。演劇へのオマージュと介護問題、そして女性の生き方に問いを投げかけて、フェミニズムのお芝居になっていると見えました。

みなさん主役級のできる女優さんが勢ぞろいでしたが、桑原裕子、そして田根楽子の代役でありながら存在感のあった銀粉蝶が見応えありました。

B列5番(最前列下手)にて。

1月18日ソワレ シアターコクーン「世界」

シアターコクーンプロデュースの公演。赤堀雅秋の作、演出です。

赤堀がこれまでコクーンに書き下ろしてきた二本の芝居はどす黒く暗い話だったのに比べ,タッチがガラッと変わっています。普通の人の普通の生活を可笑しみを交えて描いています。しかし、その中にちょっとした波紋かあり、歪が生じます。不安が走ります。そして、余韻を残した結末。歪はそのままのようでもあり、表面的にはいったん収まるようでもあります。観客にいろんな解釈をゆだねて伏線を回収しない終わり方がとても演劇的で面白かった。ほかの観客と論議を戦わせたくなるような言い舞台でした。特にデリヘル嬢を演じた広瀬アリスの処理が面白かったです。

H列21番(中段やや前方上手端)にて。

2017年1月20日 (金)

1月16日紀伊國屋ホール「ユー・アー・ミー?」

劇団ラッパ屋の公演。主宰の鈴木聡の作、演出です。

時代の変化についていけなかった会社員が時代の波に乗ったドッペルゲンガーに出会う話。やがて、時代の波に乗った男女の同僚数人にも時代についていけなかった分身がいることがわかります。

いつもながらサラリーマンに寄り添った芝居。笑わせて、そしていったい、どちらが幸せなのか考えてしまいます。

Q列20番(後方上手)にて。

1月14日ソワレ exシアター六本木「キャバレー」

パルコ・プロデュースの舞台。カンダー&ウェッブのミュージカル、ボブ・フォッシー監督の映画でもおなじみのミュージカルを大人計画の松尾スズキの上演台本と演出で見せます。2007年にも上演されていますが、その時とは主役級の役者ががらっと変わっています。脇を固める顔ぶれは同じですので再演となるのでしょうか。わたしは2007年の公演は見ていません。

舞台版はわたしの知っている映画版とは、設定もプロットも少し違っていますが、ナチスの台頭しつつあるベルリンのキャバレーの歌手と作家の恋を軸に、反ユダヤ思想の高まりを描いているのは同じです。

松尾スズキの台本はときに笑いを誘いながら軽妙。役者も素晴らしかったです。特に秋山菜津子の下宿の女主人は見事。あと、伴奏のミュージシャンのノリも楽しかった。特にベーシストの女性が目立っていました。

1階S列1番(後方下手)にて。

1月13日俳優座劇場「病は気から」

俳優座の本公演。ご存じモリエールの古典劇です。演出は高岸未朝です。

初めてこの芝居を見たのですが、歌が入って音楽劇になっていたのが驚き。買ったパンフレットを見ると、もともとそういう形式で上演されていたらしい。

プロット自体はわりとシンプルだけど、医者を風刺しているところは現代にも通じるかもしれません。

1階5列14番(前方中央やや上手)にて。

2017年1月17日 (火)

1月12日マチネ アーツ千代田3331B104「モツ宇宙へのいざない」

岸田戯曲賞作家で演出家、俳優の松井周が主宰する劇団サンプルがオーディションで集めた役者でワークショップから作った舞台。作、演出は松井です。

人間の大腸が宇宙であるという奇妙な宗教めいた考えの集団の集会という設定でほとんどアドリブ的な芝居が繰り広げられます。

役者により上手下手があるし、へんてこだけど、でも面白かったです。

自由席中央2列目にて。

1月10日新国立劇場小劇場「豚小屋」

地人会新社の舞台。南アフリカの劇作家アソル・フガードの作、翻訳と演出は栗山民也です。

今は無くなってしまったソビエト連邦という国の、豚小屋に何十年も隠れた脱走兵の物語ですが、副題に「ある私的な寓話」とあるように全体が暗喩になっています。それはアパルトヘイトにも似て自由の抑圧された状況。

しかし、この豚小屋の中の二人芝居はときに笑いも誘いながら抑圧から逃れられない男を描いていきます。そして、結末はそこからの解放を示唆しています。

夫婦を演じた北村友起哉と田畑智子がいい仕事をしました。

C6列5番(中段下手)にて。

1月10日マチネ台東区生涯学習センターミレニアムホール「ブックショップ」

台東区が音頭をとっているしたまち演劇祭の演目。フランス語圏カナダ発で各国で上演されているお芝居を翻訳上演して2009年から繰り返し上演されている舞台を持ってきました。作はマリー=ジョゼ・セバスティアン。演出はカナダのフレデリック・デュボアです。基本的にスタッフはカナダのスタッフがクレジットされているので、カナダの舞台を写してきているのだと思います。

出演者がミュージカル役者っぽい顔ぶれなのでミュージカルかと思っていたらストレートプレイでした。平易なおとぎ話ラブストーリー。幽霊に背中を推してもらいます。

ちょっとひねりはほしいような気がしますが、若い人が見るにはいいかも。

主演の麻乃佳世は宝塚以来で20年以上ぶりだったのですが、若々しくて昔と同じつるんとしたお顔。若い恋する女の子をみごとに演じてました。

B列7番(前方下手)にて。

2017年1月15日 (日)

1月6日ザ・スズナリ「ゴドーを待ちながら」

柄本明主宰の東京乾電池。ET×2と銘打った柄本兄弟のゴドーを待ちながら。ご存じベケットの不条理演劇の古典です。演出は柄本明。

結構難解な芝居だと思いますが、柄本兄弟は軽妙に演じて飽きさせません。そしてポッツォ役で出る予定だったベンガルの急な体調不良での降板を受けて出た川崎勇人君なかなかの熱演でした。

かなり久しぶりに見たゴドー、こんなに面白かったのかという感じ。

自由席上手端近く2列目にて。

1月4日本多劇場「虚仮威」

劇団柿喰う客の本公演。作、演出は主宰の中屋敷法仁です。

今回は回想の中の昭和の田舎を舞台にした民話風のおとぎ話。そして意外な結末が待っていました。結構お芝居では使い古されたトリックと言ってもいいのですが、それまでのエピソードもプロットの展開も良く書き込まれているのでわたしは意表を突かれました。

これまで見た中屋敷法仁作の舞台では一番気に入りました。傑作。

役者ではやっぱり七味まゆみが圧倒的に良かった。

K列12番(中段やや後方中央)にて。

1月3日マチネ アトリエヘリコプター「新年工場見学会2017」

恒例の五反田団+ハイバイ+αの新年工場見学会。

五反田団は例によってシュールな展開をコントで繋いだ感じでしたが、前田司郎の出番が少なくて残念でした。そのあとは恒例の獅子舞。そしてハイバイは12月の見逃した公演をパロディにしたようでしたが、元ネタを知っているともっと楽しめたのかも。プーチンズはアンプの不具合にもめげずいつもの楽しい舞台でした。

自由席コーナー入口入って右通路席2列目にて。

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