香港の現状

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2016年11月

2016年11月30日 (水)

11月18日せんがわ劇場「パラダイスの朝に」

「歌とダンスと演劇のごった煮」を謳う、うえもとしほが主宰するすこやかクラブの公演。演出と構成はうえもとです。

アフタートークゲストの劇団リクウズルームの佐々木透によればコンテンポラリーダンスに分類されるらしい。セリフと肉体表現の組み合わせかたは維新派に似ているとの佐々木の弁も納得できます。ただ、小さい舞台で人も少ないので維新派のような絵画的なイメージはありません。その中でプロットが描かれていくのですが、今回の舞台はちょっとプロットは未完成のような感じもしました。

好きだったのは人間がイカになっているシーン。よくあるネタですが、振付が面白かったです。

佐々木の話で多くのコンテンポラリーダンスはプロットが見えず飽きてしまうけどすこやかクラブは違うというようなことも言っていましたが、最近はそうなんでしょうか。わたしが見てきたダンスの公演ではプロットのあるものが多かったような気がします。たまたまそういうのがわたしの周りで評判良くて見に行っているということかもしれませんが。

アフタートークではゲストの紹介やゲストの次回作の話もしてほしかったです。質問しましたけど。

まあリクウズルーム次回公演は来年の夏でだいぶ先だからかな。

自由席最前列中央にて。

11月17日ソワレ東京芸術劇場シアターイースト「さようならば、いざ」

劇団ONEOR9の本公演。作、演出は主催の田村孝裕です。

いい登場人物と悪い登場人物がガラガラと何度も崩れ落ちる面白さ。傑作です。

役者も粒ぞろいですが、最近小松台東でもおなじみの東京タンバリンの瓜生和成と演劇ユニットえびの片桐美穂がとてもよかった。瓜生和成はいわゆるいい人役。片桐はいまどきのギャルをあたかも地でやってるように演じてましたが、あれは結構難しそう。

E列20番(前方上手)にて。


11月17日東京芸術劇場プレイハウス「扉の向こう側」

Cubeプロデュースのミュージカル俳優による翻訳のストレートプレイ。イギリスのアラン・エイクボーンの戯曲で演出は板垣恭一です。この作品、「あなたに会えてよかった」という題名で野坂実演出の東京ジャンケンの舞台で見たことがあります。

タイムスリップもののちょっとコメディも交えたヒューマンドラマ。笑えて泣けるいい芝居です。

宝塚新旧雪組トップの壮一帆と一路真輝そして雪組娘役トップ経験者で壮と同期の紺野まひるの三人がいい間合いの座組でした。アフタートークも楽しかった。

1階T列3番(後方下手)にて。


2016年11月18日 (金)

11月16日サンシャイン劇場「サンバイザー兄弟」

パルコと劇団大人計画がタイアップした 宮藤官九郎作、演出のオリジナルロックオペラの大パルコ人シリーズの3作目。私は前回の2作目から見ています。

今回パルコ劇場が使えないのでサンシャインに移り、池袋をフィーチャーしていますが、相変わらず何てもありのハチャメチャな舞台。でも楽しいです。

三宅弘城のドラムもいいです。

1階22列2番(後方下手)にて。


11月16日マチネ シアタートラム「キネマと恋人」

世田谷パブリックシアターのプロデュース公演。作、演出はケラリーノ・サンドロヴィーチです。

映画から登場人物が出てきて恋愛をする、そして同じ顔の役者と恋のさや当てをする趣向です。妻夫木聡が二役で演じます。そんなに珍しい趣向ではありませんが、映像と組み合わせた演出が秀逸。

ケラの手の内であるナイロン100℃の村岡希美が脇を締める役どころでいい味出してます。

I列9番(中段中央)にて。


11月15日マチネ東演パラータ「琉球の風」

劇団東演の本公演。作はTRASHMASTERSの中津留章仁。演出は文学座の松本祐子です。

沖縄の基地問題を様々な視点から語りながら掘り下げていく、いつもながらの中津留らしい描き方。単なる反戦でなく、本土と沖縄を対比することで様々な課題を見せてくれます。

沖縄は軍事上重要な拠点ではありますが、すべての基地が沖縄にある必要もないのに本土に代替地を用意できない日本の矛盾。

まだ序盤で役者さんのぎこちなさを感じましたが、松本演出は中津留のホンをよく活かして面白く仕上げています。

自由席最前列中央にて。


2016年11月16日 (水)

11月14日シアターコクーン「メトロポリス」

シアターコクーンのプロデュース公演。SF映画の古典とその原作の小説を題材にして演出するのは串田和美。パートナーの加藤直が潤色。台本協力で木内宏昌がクレジットされていますが、木内がどんな仕事をしたかはパンフレット見てもよくわかりません。上演台本についてはこの三人が協力して作ったのだと思いますが、特にクレジットされていません。

地底に作られた人工都市とそこで奴隷のように働く人々。都市を統べるフレーデルセンの息子フレーダーは地下に入って人々と出会います。親離れと子離れの物語。

ダンスと歌を交えて綴られるファンタジー。松たか子の人形振りが見事でした。

1階R列3番(後方下手)にて。

11月14日紀伊國屋サザンシアター「木の上の軍隊」

こまつ座の本公演。井上ひさしの芝居を上演し続けるこまつ座ですが、この作品は井上の残した短いメモに基づいてモダンスイマーズの蓬莱竜太に依頼して書かれたホン。演出は栗山民也です。一昨年の初演は見逃したので今回初めてです。

沖縄とおぼしき南の島で、木の上に逃げて戦い続ける上官と新兵。狂言回しは地の文を語る、木の精を思わせる女とヴィオラの演奏。

生きることの意味と日本人の恥の文化を考えさせます。

17列14番(後方中央)にて。

11月11日あうるすぽっと「愚図」

劇団KAKUTAの本公演。作、演出は主宰の桑原裕子です。

ちょっと謎解きっぽい展開。

本公演の長い芝居は「ひとよ」から2回目なのですが、かなり人情話的な色合いだった「ひとよ」に比べてちょっと突き放したドライな苦みを感じます。

相変わらず面白いんですが。

客演の千葉雅子、柿喰う客に続いていい味出してます。

L列9番(後方やや下手)にて。


2016年11月12日 (土)

11月10日本多劇場「はたらくおとこ」

長塚圭史率いる阿佐ヶ谷スパイダースの本公演。作、演出は長塚。2004年初演の舞台の再演ですが、わたしは初演を見ていません。

長塚の芝居にしてはコミカルな場面が多いと感じました。これは客演で中止的な役を演じている中村まこと、池田成志のキャラを生かしたからなのか、初演ではどうだったのかが興味深いところです。初演も客演陣含めキャストはほぼ同じです。一人だけ登場する女優だけが代わっています。

プロットの大きなところはやはり長塚らしさが出てどろどろしています。好みは分かれるかもしれません。

J列20番(中段上手)にて。


11月9日世田谷パブリックシアター「遠野物語・奇ッ怪 其ノ参」

世田谷パブリックシアターの企画で劇団イキウメの前川知大が作、演出する奇ッ怪シリーズの舞台。このシリーズわたしは初めて見ます。

題名のとおり柳田圀男の遠野物語とその成立過程を題材に使っていますが、前川ですからもちろん実録ものではありません。いつだかわからない時代で、「標準化」政策なるものが取られており,方言を使ったヤナギタの著作が罪に問われて取り調べられているという設定。ヤナギタの話として遠野へ行き、語り部である青年ササキの家を訪れて話を聞いたいきさつやその話が舞台で再現されていきます。

言ってみれば三層構造なのですが、ほとんど装置のない舞台で衣装もあまり変えず限られた役者で演じるうちに三層が渾然一体のひとかたまりになっていく感じです。

役者はごひいきの池谷のぶえ含めみんな良かったのですが、語り部の青年の祖母を演じた銀粉蝶の存在感がすごかったです。

1階H列1番(前方下手端)にて。


11月8日東京芸術劇場プレイハウス「かもめ」

東京芸術祭2016芸劇オータムセレクション。ご存じチエホフの代表的な戯曲を気鋭の演出家熊林弘嵩が演出する舞台です。

熊林演出はコミカルなシーンを際立たせ、膨らませて愉快に仕上げてます。シリアスな場面については割と普通かなという感じ。

そして田中圭の演ずるトリゴーリンが若々しかったのが印象的でした。割と渋い感じで役作りされるのが普通な気がしますが。

1階W列25番(最後列補助席やや上手)にて。


2016年11月10日 (木)

11月8日マチネ座・高円寺「燦々」

劇団てがみ座の本公演。作は主宰の長田育恵、演出は扇田拓也を招いています。

葛飾北斎の娘葛飾応為が市井の人と交わりつつ自分の描きたいものに目覚めていくプロットを扇田演出は江戸の人々を狂言回しに出しつつ象徴化した単純な舞台装置で作っていきます。

井上ひさしの芝居を見ているような気がしました。良い意味で。

D列22番(前方上手)にて。

11月5日ソワレ シアタートラム「治天ノ君」

劇団チョコレートケーキの本公演。座付き作家の古川健の作、代表の日澤雄介の演出で、2014年に駅前劇場で上演され好評を博した舞台の再演ですが、わたしは初演を見ていません。

主人公はのちに大正天皇と呼ばれる嘉仁。そのほか近代の皇族が実名で登場します。歴史上の人物を芝居によく登場させた井上ひさしもびっくりでしょう。そして脳を患った天皇として知られている大正天皇の新しい見方が提示されます。

着想が面白いだけでなく、摂政就任や明治60年式典などを政治の流れと絡めたプロット、そして大正天皇と皇后との暖かいエピソードもよく描けています。

演出もシンプルな装置と場面転換で観客に迫ってきます。

いい部隊でした。

立ち見左8番(下手壁際中段)にて。


10月28日シアターコクーン「るつぼ」

シアターコクーンプロデュースの翻訳劇。作はアメリカ人のアーサー・ミラー、演出は英国のジョナサン・マンビーです。

大学の教養課程での英語の教科書の一つがアーサー・ミラーの「橋からの眺め」でした。そのとき教官から彼が赤狩りで非米活動委員会から一旦有罪とされながらのちに無罪になったことは聞かされました。まさにこの戯曲は赤狩りを想起させるアメリカの片田舎での魔女狩りの物語ですが、その社会批判だけでなくその場の空気に流されず信念を貫くことの難しさと尊さを描いています。

マンビーの演出、役者陣もこの戯曲の強いメッセージを活かしつつエンタテインメントとしても面白い舞台に仕上げていました。魔女狩りのおどろおどろしさが印象的。

1階B列14番(前方やや上手)にて。

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