香港の現状

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2015年11月

2015年11月25日 (水)

11月19日新国立劇場小劇場「桜の園」

新国立の主催公演。チエホフの古典を鵜山仁が演出。ラネーフスカヤは田中裕子です。
客席の中央を貫いてスロープ状の花道を作った舞台。これは全体がお芝居だよ、という意味を強調して劇中劇的に見せるためとアフタートークで鵜山さんが話してました。そしてこの小屋にはもともとない額縁を作っています。
劇中で手品が出てくるのも面白い。
役者では田中裕子の存在感が凄いですが、光ったのはロパーヒン役の柄本佑。アフタートークの話では、毎日劇場まで歩きながらセリフを練って、動きも日々いろいろ変えて工夫しているらしいですが、セリフの間を詰めているところがいいロパーヒンでした。
RB列39番(右バルコニー後方)にて。

11月18日KAAT神奈川芸術劇場大ホール「ヘッズ アップ!」

ラサール石井の原案・演出で、ホンを倉持裕が書いたミュージカル。
地方の会館を舞台に劇中劇として演じられる一日だけのミュージカルの舞台の仕込みが第1幕。そして第2幕は終演からバラシとなります。
本番は芝居の上では省略されている形ですが、バラシの中で回想風に一部のシーンが出てきます。パンフに倉持が書いていますが、バラシだけでは面白さが限られるのでこのような展開にしたようです。
倉持のホンをほかの演出家さんがやってうまくいかない舞台も多いのですが、もともと原案がラサールさんだからでしょうか、うまく消化されています。
アフタートークで、ラサール石井さんが「伊東四朗さんが『本多劇場より大きい小屋ではやりたくない』と言っているように大きい小屋で笑いを取るのは難しいが、今回お客様の笑いを頂いている」と言われてましたが、その通りの客席を沸かせる、楽しく笑えるミュージカルでした。
一階19列5番(やや後方下手)にて。

11月17日ソワレ小劇場B1「アブセント フレンズ~ともにお茶を」

劇団東俳系のT-Projectの舞台。声優さんが多く所属しています。アラン・エイクボーンのコメディー。
昔からの仲間が婚約者を亡くしたというので、お茶の会に集まる面々。しかし歳月は流れて人は変わってしまっています。美化された思い出と現実の食い違いから起こる滑稽さをエイクボーンは皮肉を込めて描いています。
ベテランの声優さんが多くてみなさん達者なのですが、それ故に芝居が演技過剰に見えることもあります。でもエイクボーンの面白いホンなので気になりません。しっかり笑って楽しみました。
自由席下手側最前列にて。

2015年11月20日 (金)

11月17日シアタートラム「スポケーンの左手」

ここのところ翻訳劇で連続ヒットの小川絵梨子の翻訳・演出の舞台。
西海岸北部のスポケーンでチンピラに左手を列車の線路に押しつけて切り落とされた男が、持ち去られた左手を探して町のホテルに来ています。マリファナを売っている黒人の若者とガールフレンドは彼に手を売ろうとします。そしてヤク中のホテルの受付係も絡んできて…
ドタバタで笑えるところもありますが、けっこう暗いお芝居。でもぐいぐい引き込まれる面白い話です。
舞台を対面した客席で挟む構成の意欲的な演出も面白かった。役者もみなさん上出来でした。
A列20番(手前最前列舞台に向かって右端)にて。

11月15日PARCO劇場「オレアナ」

パルコプロデュースの翻訳劇二人芝居。
田中哲司演ずる大学教授と志田未来演ずる女子学生がガチンコ勝負です。
一見善良そうな大学教授の内面が、一見バカっぽい女子学生との対話の中で暴露されていきます。
初舞台の志田未来が好演。場を進めるごとにふてぶてしさを見せる女子学生を声のトーンを変えてうまく演じています。
F列19番(中段中央)にて。

11月14日マチネ シアタークリエ「ブロッケンの妖怪」

竹中直人と生瀬勝久が倉持裕の作・演出で見せる竹生企画の舞台。思えば前回の「南青山ヴィラ・グランデ」を見て倉持芝居にはまったのでした。
倉持演出は舞台装置の工夫があって、そこに台詞の面白さが絡むところが好き。そういう意味で作だけ、演出だけより作・演出両方やる舞台のほうが期待が高まります。
今回も装置の仕掛けに期待していたのですが、あれ、なかなか見せ場がありません。しかし、休憩をはさんで二幕に大きな仕掛け。
期待通りの舞台で倉持芝居を堪能しました。
役者も大御所の高橋恵子さんから若い人たちも含めよくやってましたが、この日はなぜか竹中さんがセリフを噛んでました。
1列26番(前方上手)にて。

2015年11月15日 (日)

11月13日シアターコクーン「青い瞳」

岩松了書下ろし作・演出の舞台。
日本がどこかの国と戦争し、心に傷を負った帰還兵が一人。そして街には若いよそ者の集団のたまり場があります。帰還兵の傷を癒そうとする母親はある虚構を描き、一人の男タカシマに芝居をさせます。
例によって少し捩じれた会話の中で観客の不安を掻き立てる岩松芝居。どこてもない街のいつとも知れない時間での物語の中で、戦争が心に刻んだ傷が事件を引き寄せていきます。
母親役の伊東蘭が熱演、好演でした。
1階D列8番(前方下手)にて。

11月12日マチネZeppブルーシアター六本木「ベイビーさん~あるいは笑う曲馬団について」

故中島らもがリリパット・アーミーに書いた芝居。今回の座組みはアクション系の若手と小劇場系その他含めたベテランです。
日中戦争のさなかに前線を慰問する曲馬団と将校たちのお話。ベイビーさんとはこの曲馬団に飼われている動物ですが、人によって違う動物に見えるという設定です。これは「夢」の象徴なのかもしれません。
植本潤がいい味で活躍してます。みんな着ぐるみに入ったりして何役も掛け持ちですが、潤ちゃんは表で二役あってセリフも多いのでたいへんそう。最後の熊の着ぐるみを小須田康人さんに交代してもらったとアフタートークで言ってました。
3列23番(前方中央)にて。

11月10日世田谷パブリックシアター「道玄坂綺譚」

11月10日世田谷パブリックシアター「道玄坂綺譚」
世田パブの現代能楽集シリーズの公演。三島由紀夫の近代能楽集に倣って能の世界を現代に翻案する企画です。今回はマキノノゾミが作・演出で、三島をさらに翻案するという仕立て。演目は卒塔婆小町と熊野ですが、二本を切らず一つの作品にないまぜにして構成しています。
マキノノゾミは昔何かで引っかかって、暫く食わず嫌いでいたのですが、春のグループる・ばるの舞台でちょっと評価しなおしました。
この舞台も三島を換骨奪胎し、現代のネットカフェと2・26事件、近未来と時空を超えた面白い話に仕立てていました。装置もまさにシンプルな能舞台。卒塔婆小町と熊野のほかに邯鄲も混じって、さらにはマイ・フェア・レディっぽい場面も。
役者もみなさん良い出来。特に倉科カナがいい味でした。そして一路真輝の歌まで!
1階N列21番(後方下手)にて。

2015年11月11日 (水)

11月6日 座・高円寺1「いとしの儚」

横内謙介作・演出の扉座本公演。扉座の芝居は久しぶり。
日本の説話風の仕立ては横内の得意とするところ。この芝居ではそこにギャンブルとセックスをかなり赤裸々に取り込んでいます。
人間の欲望とか、業とか、いろんなことを考えさせるフリをしてますが、基本はお話が面白いエンターテインメントの芝居です。
昔の横内演出に比べると、あざとさが消えている感じで、それがさらにエンターテインメント性を洗練されたものにしています。
そしてやっぱり岡森さんが脇を締めてました。
K列7番(最後列下手)にて。

11月4日ソワレ本多劇場「七年ぶりの恋人」

宮藤官九郎作・演出によるコント芝居。大人計画本公演で劇団員だけでやってます。
プログラムを見ると各コントのタイトルが付いているのですが、きれいにオチをつけて次に移るような感じではなく、ダラダラと続いていきます。中心になるのが元アイドルのおばさんコンビを演じる伊勢志摩、池津祥子のお二人。
どんどんハチャメチャになっていきます。愉快。
Q列21番(最後列上手補助席)にて。

11月3日ソワレにしすがも創造舍「真夏の夜の夢」

SPACの宮城總が野田秀樹のテキストで上演するシェイクスピア。ただし野田のテキストは原作を日本の料理人の世界に翻案しているだけでなく、原作にない悪魔メフィストフェレスを登場させるなど、モチーフは使いながら芝居の世界としては別のものになっています。このメフィストについては劇作家を表彰していると考えられるとアフタートークで宮城さんが語っていました。テキストは時事ネタ以外オリジナルそのままということですが、メフィストの使い方だけでなく地口のギャグなど洗練されていてさすが野田秀樹という感じ。そして宮城演出もメフィストに人形振りさせたり、シンプルな装置でアクロバティックな動きを見せたり、とても楽しいものでした。
アフタートークでの宮城さんの話は流れるようで、すべての細かいところまで考え、計算し尽くしてるという感じでした。さすがの演出家。
上手通路ざぶとん席中段にて。

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