香港の現状

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2013年9月

2013年9月30日 (月)

9月29日ザ・スズナリ「シンフォニ坂の男」

劇団道学先生の公演。今回はモダンスイマーズの劇団員古山憲太郎の書き下ろしの舞台です。チラシにはモダンスイマーズ主宰の蓬莱竜太さんが言葉を寄せているけど、彼は劇団でもまだ一作しかホンを書いていないらしい。冒険です。

海釣りをする兄弟の弟が雷に撃たれるシーンからお芝居は始まります。これはストーリーの伏線になっているのですが、なかなか見えて来ない展開がちょっともどかしいです。小ネタのギャグは楽しく笑えますが、ストーリーの流れが意外とシリアス。このバランスが、ストーリーがあまり力強くないのでいまひとつ座りが悪いです。でも兄弟の物語もまあまあで、ギャグが楽しかったので良しとします。
劇団姦しのかんのひとみさんが所属しているので見に行ったんですが、かんのさん、ハジけてました。名演技。
C列12番(前方上手)にて。

9月28日シアター711「プルーフ/証明」

翻訳劇に積極的に取り組んでいる和田憲明の翻訳台本と演出によるブロードウェイからの芝居。主演は宝塚をトップ娘役で昨年退団した野々すみ花です。

数学者の親娘が住むシカゴの郊外。精神病を病んだ父親が亡くなったばかりの秋の宵であることは、冒頭のシーンで娘が父親の霊に逢うことからわかります。亡霊を見て自分も精神を病んでいると思う娘キャサリン。父の教え子である若い数学者が遺品の整理に訪ねてきます。父親との思い出のカットバック。そしてニューヨークから戻った姉は父との思い出の家を売り、キャサリンをニューヨークに連れていって精神治療を受けさせようとします。
登場人物4人の濃密な芝居。数学科卒のわたしにとってはとても興味深い舞台でした。
暗転でポール・サイモンの「時の流れに」がかかったり、「ピーター・フランプトンみたいに誰も知らなくなる」なんて台詞が出てくるのも楽しかったです。
たまたま見たかった芝居の時間が合わずに突然当日券で見たのですが、拾い物でした。当日券があってよかった。
ベンチシート9番(最前列上手端)にて。

9月28日マチネ アトリエヘリコプター「五反田の朝焼け」

岸田戯曲賞受賞作家で最近は映画「横道世之介」の脚本も書いている前田司郎が、自ら主宰する劇団「五反田団」の本公演を作・演出した舞台。

アトリエでのエチュード的なシークェンスが多いのですが、これがとっても面白い。特に前田司郎本人が登場する場面は秀逸です。シュールな笑いの連続です。
2000円の入場料で8000円分くらい笑わせてもらいました。
自由席前方上手にて。

9月27日 新国立劇場小劇場「OPUS/作品」

若手の演出家小川絵梨子が自ら選んだ台本を演出する舞台。アメリカの戯曲の翻訳物です。

東海岸で活躍する弦楽四重奏団の四人が一人を首にして、新しく女性のビオラ奏者グレースをオーディションで選ぶところから話は始まります。グレースの目に他のメンバーはどう写るか。そして首になって失踪したドリアンのいたころの回想。やがてドリアンが姿をあらわすと物語は意外な展開になります。
小劇場出身のベテラン段田安則、近藤芳正、相島一之にやはり小劇場MOTHERから出てNHKの朝ドラ「ちりとてちん」で人気爆発した加藤虎ノ介、そして紅一点はいま旬の劇団イキウメの伊勢佳世という豪華な役者が緊張感あふれる芝居を繰り広げます。そしてこの劇場独特の客席の間に配置された舞台も面白い。
濃密な楽しい芝居でした。
D5列18番(東南側)にて。

2013年9月23日 (月)

9月23日吉祥寺シアター「冒した者」

阿佐ヶ谷スパイダースの主宰で常盤貴子のダンナ、長塚京三の息子である長塚圭史の演劇団体葛河思潮社の第三回公演。戦後の混乱期を舞台にした三好十郎の戯曲を上演しています。


舞台は冷戦の時代。朝鮮戦争を背景にイデオロギーの対立が鮮明になる中、ごく平凡に見えた青年が人を殺します。彼自身は平然としているのに、彼をめぐる人たちは歯車が狂ったように一晩で変わってしまいます。

イデオロギーの対立を背景にしながら、普遍的な人間の生と死、そして欲望がえぐり出されていきます。

ぶつかり合う田中哲司と松田龍平、松雪泰子はじめとする回りの役者も良かったですが、盲目の少女を演じる木下あかりの熱演が素晴らしかった。

BL列10番(左側バルコニー後方)にて。

2013年9月22日 (日)

9月22日 神奈川芸術劇場大スタジオ「月光のつゝしみ」

岸田戯曲賞受賞作家の岩井秀人が主宰する劇団「ハイバイ」が、岩松了の戯曲に挑む。竹中直人の会でこの戯曲が上演されたとき岩井はアンダースタディーをやっていたということです。自分の原点と考えているらしい。

地方から出てきた姉弟とその友人。弟夫婦の家に友人と婚約者、そして姉が集まります。友人はむかし姉に憧れていたようです。微妙な緊張感の走る中で事件が起きます。
岩松芝居ですから、さりげない台詞の中で歪みが観客の心に不安を植えつけていきます。その歪んだ対話の間が、ほんの少し長すぎるような気がしました。
自由席後方上手にて。

9月21日マチネ東京芸術劇場シアターイースト「マチワビ」

劇団キリンバズウカの公演。主宰で作・演出の登米裕一は以前ほかの劇団への脚本提供で見たことがあります。


予知夢を見る少女マイコは三人姉妹の次女。東京近郊の田舎の街からスターになりますが、やがて予知夢をみなくなり、戻ってきています。そんな彼女がすでに閉園した遊園地で東京からきた男に出会います…

平凡に暮らしているように見える長女と芸能界に憧れる三女。三人の人生もようと恋模様が切なく描かれていきます。

エスパーが出てくるのですが、SF的ではなく、青春ラブストーリーです。面白くてそして泣けます。

E列20番(前方上手)にて。

2013年9月17日 (火)

9月11日シアターコクーン「かもめ」

ナイロン100℃主宰で劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチがチエホフの四大戯曲を演出するシリーズの皮切りです。

テキストは基本的にオリジナルに忠実のようです。演出も特に奇をてらった感じはありませんが、最後の幕はケラのオリジナリティが見られます。
大竹しのぶのアルカージナは圧倒的です。野村萬斎のトリゴーリンもいいのですが、梅沢昌代のポリーナが出色。
幕が短いので立ち見でも平気でした。
中二階立ち見R8番(上手側まんなか)にて。

2013年9月 9日 (月)

9月6日本多劇場「悪霊-下女の恋-」

大人計画の松尾スズキが東京乾電池の広岡由里子のために作・演出した舞台の再再演。

基本の大きなプロットは変えていないのだろうけど、役者芝居だと思うので筋はあまりあれこれ言ってもしょうがないですね。
とにかく二役こなす広岡さんが大爆発です。袖から引っ込んで奈落からでてきたり、ミュージカルナンバーを歌ったり。
ほかの三人の役者さんもいいですが、やっぱりこの舞台は広岡由里子ファンのための舞台ですね。
I列4番(中段下手)にて。

2013年9月 8日 (日)

8月29日東京芸術劇場シアターウエスト「兄帰る」

永井愛の二兎社(テレビの売れっ子作家になった大石静とウサギ歳二人でやってた)が岸田戯曲賞受賞作を久々の再演。

小学校の野球部員でオーストラリアに夏休み留学中の息子を持つ保と真弓の家に16年前に事件を起こして失踪した兄が突然現れる。
兄をやっかい者扱いする保と姉、身勝手な叔父や叔母に正論を説く真弓だったが…
人間の心理の裏表、臆病さを辛辣に描くコメディでした。
真弓を演じた草刈民代さん初め、キャストが皆、緻密な演技で充実した舞台でした。
C列13番(前方やや上手)にて。

8月25日マチネ紀伊國屋サザンシアター「ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック」

元遊気舍、いまはPIPERの後藤ひろひとが、自分の脚本作法を盗んだと称するお笑い芸人キングコングの西野の脚本を演出して自分の作品にするという奇妙な趣向の舞台です。

テイスト的にはかなり後藤ひろひと色は強いですが、話としてはちょっとまともすぎるかもしれません。

この日は相葉裕樹が木下美咲を呼ぶところで役の名前の「あかねちゃん」を間違えて「みさきちゃん」ととちって呼んでしまい大受け。

カーテンコールでどつかれてました。

19列19番(後方上手)にて。

2013年9月 1日 (日)

8月24日7時30分 新世界「夜の入り口」

村岡希美と池谷のぶえの二人による倉橋由美子の三夜連続の朗読ステージ。ゲストミュージシャンは時々自動の鈴木光介。日替わりゲストで男性が入ります。この日は鉄割アルバトロスケットの主宰で小説家としても何回も芥川賞候補になっている戌井昭人。

この企画は前にもやっていて、今回はシーズン2として「酔郷譚」を読みました。シーズン1は「大人のための残酷童話」をやったらしいが、見てません。
村岡さんも池谷さんも上手いのですが、言葉が前に出てくる村岡さんに対し、池谷さんの朗読はまるで通奏低音のように心に響いてきます。
下手後方にて、雪のカクテルを飮みながら。

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